こんばんは。理学療法士として回復期病院に勤めている、あずき (@azucky824 )です。
当ブログではコロナ禍の中で、「回復期リハビリ病院」はどのように過ごしているのかを書いた記事をいくつか書いています。今回は、コロナ終息傾向で緊急事態宣言が解除された中での話を書いてみます。
リハビリでの対応は大きな変化なし。
まず結論ですが、緊急事態宣言前後で少なくとも僕の勤めている病院の内部の対応についてはほとんど大きな違いはありません。
依然、頭おかしいのかってくらいに誰かの触れたものは消毒するし、家族に発熱者が出れば休みを取らざるをえないし、マスク+ゴーグルの必須着用は継続しています。集団体操をやる際には、声出しする分野(特に言語聴覚士担当のもの)は避けるようにしている。
お見舞いは若干緩和された。
ただ、今までお見舞い(面会)は1ヶ月に1度だけ許可されていたのですが、宣言解除に伴って1週間に1度と緩和されています。
ただ、退院に当たっての家族指導にあまり積極的に出来ないのはまだ残っていて、ワクチン2回摂取している家族じゃなければ難しかったりとか、割と細かい条件づけがされています。
一般の人と医療従事者の認識の違い
最近、感染者が少なくなって、出歩いている人やマスク外して病院来る方もちらほら出てきてて、公園に散歩に行っても、ノーマスクでタバコ吸いながらダベっている方々がいたり、一気に緩みすぎじゃ無いかなと思うのです。
医療関連では、感染者が減ってきたからOKとは絶対にならないんですよね。空きの病床が十分にあって、なおかつある程度有効な治療法・治療薬ってものが必要で、まだまだそれは十分じゃないかなと。この辺が認識の違いが結構あるなと。というか、少なくとも病院に来るときはマスクして来てくれないかなと。
本当の終わりはまだまだ先かもしれない。
そういった話を踏まえると、本当に終息するのはまだ時間がかかるかもしれないなーと思っています。
「徹底」という言葉をコロナ禍においてよく聞くようになりましたが、それが本当に字面のごとく徹底されているのか、というのは甚だ疑問です。自分にとって都合の良いことばかりしか見ないようにするのはやめて欲しいなと思うんです。
今ここでみんなが気をつけてくれれば、感染者が「減った」じゃなくて「いなくなった」まで持っていけると思うんです。いち医療従事者からのお願いですが、もう少し頑張ってもらえませんでしょうか。よろしくお願いいたします。。。