認定理学療法士の取得を今年は見送ることにした。

こんばんは。理学療法士4年目のあずき (@azucky824です。

ブログを書いていて知ったことのひとつに、「理学療法士」という職業は知らない方も多い、ということ。今日はその理学療法士のキャリアアップについてのお話。

ちなみに以前、理学療法士ってどんな職業なのかってテーマでエントリを書いていますのでよろしければ読んでみてください。

↑このへんは、学生だったころに書いたのでちょっと勉強足りてなかったなと、読み返すと思いますね。また今度同じテーマで書いてみたいと思います。

認定理学療法士とは

さて、本題です。僕が働いている「理学療法士」という職業は、医学系の国家資格で主にリハビリテーションを行うことの出来る資格です。

僕は今、回復期リハビリテーション病院と呼ばれるジャンルの職場で働いていて、主に「歩く」ことについて治療をさせて頂いています。

そんな理学療法士ですが、キャリアアップする方法の中に理学療法士協会が公式に推奨しているのが「認定理学療法士」「専門理学療法士」というもの。

簡単にいえば、更に専門的分野を極めることでランクアップできるという認識で大筋は間違ってないように思います。「認定」→「専門」の順に専門性が上がっていきます。

・・・とここまで説明しておいてなんなんですが、実はこの制度は今年度までで来年度からはあたらしいランクアップ制度になります。現状では最速で経験4年目から取得することができますが、来年度はそれが少し伸びそうな感じです。

今年の取得を目指していた

この認定理学療法士は、とったところで給料が上がるわけでなく、お飾りな肩書と敬遠する療法士も多いと聞きますが、箔がつくのは間違いなく、勉強にもなるならと、新卒のころから取得することを決めていました。

僕はもともと整形外科勤務だったこともあり、専門分野としては「運動器」というものを専攻していくことにして、今年の取得を目指していました。今回はそれを断念したというお話です。

余談ですが、現行の協会におけるランクアップの要件としては以下です。

  1. 必須講習をうける
  2. 学会・セミナーでポイントをためる
  3. 症例報告を10件作成する

コロナ下において、講習やセミナー関連がネット上の視聴ですむようになったので、1・2は結構簡単に満たすことができました。

問題は症例報告でした。

なぜ取得するのを見送ることにしたのか

前述したとおり、僕は専門学校卒業後に整形外科で働き、現在は回復期病院勤務となっています。勤務している病院の患者層は非常に高齢で認知症を患っている方が非常に多く、整形外科勤務の頃と比べ、骨折を治すとか痛みを取るとかっていう「運動器」っぽい治療よりも、自宅の改修や介護保険のサービスをどう利用していくか、といった内容のリハビリが多く、症例報告のテンプレートに当てはめて書くことが非常に困難だったのが大きな理由です。

また、上記記事にも書きましたが、コロナウィルスの影響で重症度の思い患者さんを担当することが多く、症例報告に当てはまる方が実に少ない。僕自身今の職場に来てから日が浅いこともあり、担当した方も少なく2ヶ月くらい症例報告書き続けていましたがどうもスッキリしない考察になってしまいました。

これは多分に僕の未熟さも含まれています。回復期にきて1年半ほどたちましたが、未だに整形外科と回復期のリハビリの違いに戸惑っている状況で、もっと腕を上げる必要があるなと強く感じています。

来年以降の話

来年以降の制度については実はまだあまり提示されていませんが、現行制度よりも条件が追加される方向でいるようです。具体的な方針が出ていない以上、待つしかありませんが、なるべく早くとれるよう努力していくつもりでいます。

現在3年目以下の療法士さん、学生さんは一緒に頑張りましょうね。

それでは、あずき (@azucky824でしたー。

この記事を書いた人

azucky824

1987年生まれ ゆとり第一世代。実家は千葉で代々漁師の家系。
大学で上京し、住宅営業マンを経て現在は理学療法士を目指して専門学校生。
好きなものを語る場としてこのブログを管理・運営してます。