[αź]昨年の実習で、「コレ読んで次頑張って」と渡された成績表が白紙だった件について。

Jissyu ochita
こんばんは。理学療法士目指して専門学校に通っています、あずき (@azucky824です。

理学療法士の養成校では大体4年間授業がありまして、最後の一年に2回、8週間に渡る「臨床実習」というものをクリアしなければなりません。大体の流れは以前書いた以下記事御覧ください。



これも何度か書いていますが、実は僕、昨年その最後の、二回目の実習で不合格となりまして、留年し、ちょうど今日までまた実習をしてきたところなんです。例え去年1つ実習が通っていても、留年したらまた2回行かなくてはならないという地獄(汗)

今まで、どうして落ちたのかって話をしていなかったのですが、留年後の実習も1つ目は合格頂いた節目に一度全部書いておきたいなと思ったのです。

臨床実習はクッソ野郎が落ちる

よく「理学療法士の実習はブラック」だと言われます。「やることが多くて寝れない」ともよく言われます。

でも職場の理学療法士さんに話を聞くと、どんなに勉強が出来なくても、ちゃんとやってる子なら落としたくない、とみんな口を揃えて言います。

つまり、勉強が出来る出来ないとか、センスあるかないかよりも、「治療者として」「医療者として」「人として」まっとうかどうか、というのが最低限の合格ライン

実際、僕の通っている学校で実習落ちてきた先輩や同級生は、「バイザーの先生がむかついて殴った」とか、「患者さんにめちゃくちゃ失礼な暴言を吐いた」とか、本当にどうしようもない社会適応生のないクッソ野郎ばかりでした。そんな思いを書いたのが以下記事。



でも結局僕も落ちたわけで、果たして僕はクソ野郎だったのか、起こった出来事を書いていくので、皆さんに判断してほしいなと思うんです。

起こった様々な事件と出来事

さて、実際に起こった出来事を書いていこうと思うんですが、結果として、8週間あるうち、5週間で「もうおまえのバイザー(実習の指導者のこと)やりたくない」と言われ、でも実習先の上の人から、不合格だけど勉強になるからもう一週間やろう!とご厚意(向こうはそう思っているはず)頂いて6週間行きました。

その最終日、「コレ読んで次頑張って」と渡された成績表が、出席以外全て白紙でした

実習って学校のカリキュラムで行っているので、バイザーの先生は実習生を「不可→可→良→優」の順で成績を出すのと、「患者さんに丁寧に接していたか」みたいな細かな評価とコメントが書かれるものなんですよ、本来は。

それがほんと見事に白紙。「おまえには成績をつける価値もない」ということだと思います。6週間もの期間、いうなればアウェーの場所に行って、レポートやらなにやら毎日毎日書いて、その結果がこれ。本当に本当にやるせなさすぎて、本当にきつかった。

まぁなんでそこまでヒドイ扱いをされたのか、っていう片鱗が、実習中に巻き起こっていたのでまずはそれを読んで欲しい。

スーツ禁止って言ったはず事件

実は初日からあるんですよ。

実習では始まる一週間前に直接実習先に電話して、何時にどこ行けばいいか、特別な持ち物はないかっていうのを聞くんですが、そのときに特別指定がなければスーツで行きます。

それはどこの学校も一緒です。間違いなく。

それで指定なかったので、いざスーツで行くと、病院の偉い人からなんでスーツでくるんだと怒られます。スーツは患者さんにプレッシャーを与えるから駄目だとかって理由だったと思いますがそれはどうでもよくって、そのあと一週間前に電話をうけてくれたバイザーの先生が「私はスーツだめですって間違いなく伝えてあります!」って言ってたんですよね。

こっちはメモ片手に一字一句逃すまいと聞いているのに、僕が聞き漏らしたなんてことないと思うんです。「ちゃんと人の話を聞いてくださいね」と釘を刺されたのを覚えています。

その後も実習期間中には何度も「言った言わない問題」が勃発していました。

頑張っている感じがしないので手書きにしよう事件

成績表が白紙な以上、僕には「これが悪くて落ちた」っていうものがわかりません

ただし、よく言われたフレーズがあります。これが落とされた原因だろうなっていうのが。それが「頑張っている感じしないんですよね」って言葉。

レポートは毎日書くわけですがその表とかレイアウトを見て「小奇麗ですね。」「こういう体裁整える暇があったら他のところに時間かけてほしいな」と難度も何度も言われました。

言われましたが、僕自身は別に丁寧に作り込んでいるわけじゃなくて、一般的なWordとExcelだけで作っているつもり。まぁそりゃキレイって言われたらキレイかもしれませんが、前職営業マンですしそりゃあ人並み以上にはOfficeソフト使えますよね。



「具体的になにを頑張っていないのか教えてください」って何度も聞いた。聞いたんだけど、「頑張りって具体的なものじゃなくて、抽象的な概念だから」とまったく改善策も浮かばぬまま、「何度いっても、いつまでたっても治らない奴」と言われ続けました。

んで、結局その頑張っている感じを出すために、バイザーの先生から提案されたのは「明日からレポート、手書きにしよう!そうすれば気持ちが伝わるから!」というもの。

パソコンで書いて30分程度の簡単な文章でも、手書きで書くと結構時間かかります。

(徒手抵抗を見て)それ何キロで負荷かけてんの?事件

担当患者さんの治療に入りまして、その中の筋トレに重りじゃなくて「徒手抵抗」というものを使ってやっていこうと実施したんですよ。

そしたら、「その徒手抵抗って何キロの重さかけてるの?」って聞いてくるわけですよ。



△徒手抵抗ってこんな感じ。動画では自分でやってますが、リハビリでは治療者の手で重さをかけた中で行うトレーニングです。メリットは以下が挙げられます。

  1. 道具が無くても出来る
  2. 1kgじゃ無理って人にも使える
  3. 可動域全てで重さがかけられる

担当患者さんが高齢者だったのと、重りがなかったのでこれを選択したんですが、僕のバイザーはどうやら自分の力加減な何キロなのかわかる超人だったようです。

当時は僕の知識不足でそういう技術があるのかと思いましたが、よくよく考えたら徒手筋力テストっていうのもあって、徒手抵抗と同様に人の手で筋力に重さをかけてあげて0−5までの段階で筋力を数値化するって、理学療法の基本中の基本みたいなものがあります。



道具がない所で簡易的に測る方法として重宝されていますが、あくまで段階づけしたスケールでしかなく、何キロなんて分かるわけがありません

「その抵抗何キロでかけてるの?」と聞かれて「え、わかりません」と答えたら、「じゃあ手出して→これ1Kgねー、→これ3Kgー。ほら違うでしょ?」とまで実演されたけれど、あれは一体何の儀式だったのか未だによくわかりません。

声掛けは「いち・に・さん」?なんで「ワン・ツー・スリー」じゃだめなの?事件

トレーニングする時に、息を止めてしまうと血圧が上がりやすいので、「一緒に数数えながらやりましょうね」と説明してたんですが、それにも一言。

ねぇ、なんでワン・ツー・スリーじゃ駄目なの?その辺まで考えてやってる?

こんな質問されたら、もはや頭はパニックです。逆になぜ英語にしようと思うのか未だに真意はわかりません。

売店には商品を買いに行くんですか?ただ見に行くんですか?事件

入院している患者さんだったので、院内でも歩いてもらおうと考え、「1日1回売店に行く」って散歩の目標を決めてやってもらおうと思ったんですが、その内容を聞いたバイザーから「それは物を買いに行くの?ただ見に行くの?」と聞かれ「え、どっちでも…」と答えたらこっぴどく怒られるという事態に。

僕からしたら、目的はそこじゃなくて「運動する」ということなわけで、たまたま見に行ってほしいものがあれば買えばいいし、そうじゃないなら見るだけにすればいいと思っていましたし、正直な話今でもそう思います。

勝手に靴履かせないで事件

担当患者さんは、学生が治療として介入するのとは別に、有資格者のバイザーの先生も介入します。

まぁほとんどの場合、自分の担当患者さんの治療は見学するんですが、患者さんが突然「靴履かせて欲しい」と僕に言い出したんです。その時は立場的にあくまで見学者だったので、バイザーの先生からの指示があるかな?と見てたんですが何も反応なかったので、履かせてみたわけですがその後「ああいうのは、実際にやってもらうのも評価なんだから勝手に靴履かせないでくれる?」と言われるわけですよ。

僕は普段からバイト先のクリニックの慌ただしいのになれてしまったせいか、僕なりに指示を待ったつもりだったわけで、無言でずっと何もせずだと患者さん無視してしまうわけで。せめてその場で言ってほしかった。

勝手に謝らないで事件

勝手にシリーズ第二弾。朝来たら先生から怒り顔で呼び出されます。

患者さん〇〇(身体の部位)が痛いって言ってるぞ。昨日どんな治療したんだ!」って。

それで思い返してみると、たしかに前日から筋力トレーニングを増やしていまして、部位的にも症状的にも「筋肉痛だろう」という話になったわけですが、加減をきちんとしろとかなり怒られたので、その日の治療になったときに「痛みでてしまったと伺いました。部位と症状から筋肉痛だと思います。自然と治るものですが、痛い思いさせてすみませんでした」って開口一番に謝ったわけですよ。

そのあとバイザーの先生に「謝るってことは病院の責任問題なんだから許可がなければ絶対に二度とするな!」とまた怒られる事態に(汗)

言っている理由はまぁわからなくもないですが、学生がやった治療は事前に「こうやります」って書いてるし、昨日やったことについても「こういう運動をこのくらいの強さでやりました」って書いているんだから、把握してないのはオカシイわけで。そういう責任を取るためにバイザーが指導とかしていくんじゃないんでしょうか?

濡れ衣だけど、「それは責任ある行動といえるの?」事件

その病院では朝患者さんの血圧を測って、基準値より高ければ記録表を渡す時に報告するって流れでした。それで、実際に一人測りまして、基準値より高かったのですが、他の理学療法士さんが「あ、俺その記録表だしときますよ」と言ってくださったのでお願いしたわけですが、その方が報告しなかったらしく、リハビリ中に朝高かったってことがわかり、担当の先生が怒ってるわけですよ。

それで、測ったのは僕ですからまぁ怒られるわけです。「〇〇さんが記録表出してくれると言ってくださったのでおまかせしちゃいました」と言うと、「誰かがやってくれるといっても、それは責任ある行動と言えるんでしょうか?あずき君はそういった意識が薄いので罰レポート書いてきて下さい」となりました。「責任ある行動」ってそれ僕に言う前に言わなきゃいけない人いるでしょうよ。

意識レベルの低い脳卒中の患者さんの目の前で「こんなのになっても自我はあるの!」事件

脳血管障害の患者さんは発症すぐだと、意識が混濁しているケースが多いです。そういった方の見学に入ろうと思ったら「そうやって興味本位でみにくる!」と怒られ「こんなのになっても興味本位でみられたら嫌でしょ」とその患者さんの目の前で言っているわけですよ。

僕よりあんたの方がよっぽど失礼だと思うけど、というのはこの際おいておいて、興味本位というのは否定しませんが、それの何がいけないというのでしょうか?理学療法士を目指す以上見たこと無い疾患を見学できるなんてとても勉強になることじゃないでしょうか。

もちろんただの実験材料、みたいなそんな風に見ているわけではないし、決してその人の尊厳を損ねたいわけではないんです。

全員から見学断られる事件・なんで二回目聞きにいかないの事件

まぁそんな感じで、見学に入ろうとしても断られるケースもあります。後半の僕への扱いはみんな腫れ物に触るようになってきて、見学させてもらえないか?と聞くと断られることもどんどん多くなっていきます。

しまいにはそのリハ室にいる理学療法士全員に断られるという事態に。

まぁ断られたらしょうがないので邪魔にならなそうな所で立っていたわけです。そしたらバイザーの先生が来て「なんで断られてからすぐ諦めたの?患者さん変わってなくても二回目いきなよ。」って言われるわけですよ。正直これは意味がわからなすぎて反吐がでます。

文献読んできたら「患者の事を見てないよね」と怒られる事件

レポートを書くにあたって、この患者さんはどんな経過を辿って退院までにはどこまで回復するのかっていうのを、学生は文献を読むのが普通、というか唯一の道だと思っています。今でも。

んで読んで、「研究ではこういわれている。◯◯さんは血液検査で栄養不足が指摘されており、筋肉がつきにくいため文献通りの回復より遅くなると考えます」と書いたら「文献ってこの人のこと書いているわけじゃないよね?」と言われました。「え、でもシステマティックレビュー(一定の症例報告を集めてある程度の定説を語れるもの)ですよ?」と答えると苦々しい顔で「もっと患者さん本人のことを見てほしいなぁ」と言われました。

僕達学生がなんの根拠もなく、経験もないまま出した答えなんてただの妄想だと、僕は思っているので、

バイザーの先生に言われたとおり「患者さんは一生懸命頑張っているので歩けるようなると思います!」と頭のユルイ考察を書いて「やっと患者さんを見てくれたね!」と言われた時には正直屈辱的でした。

学校の先生から「彼は頑張らない所ありますから」事件

前述の「頑張っている感じがしない」という件の続きになりますが、バイザーの先生はどうやら僕をどう扱うのか困っていたらしく、学校に電話して実習の担当教員と話をしたようです。

その時に「彼はあまり頑張ってこないんですよ」と相談したところ「あいつはそういう所ありますから」と学校の先生は答えそうで、戻ってきたバイザーから「学校生活そのものに問題があるんだね。もう治らないね」と言い放たれることがありました。



△実は僕、学校との関係があまりよくなくてですね。一部の先生からいわゆるクレーマー扱いされています。授業が始まって、先生が来ないと思ってたら他の学年の授業とブッキングしていたなんてことがあったら、学校に対して「おかしくない?」って言うのは普通だと思うんですが、それがどうやら自分を窮地に追い込んだらしいです。

この電話がきっかけかどうかはわかりませんが、数日後にバイザーから「やりたくない」と実習終了を宣言されます。

毎朝「まだ来るの?」と言われる事件

実習はおわり、となってからもう一週間エキシビジョンマッチみたいなのをやってきたわけですが、バイザーとの関係はその頃には最低最悪で毎朝顔を合わせるたび「まだ来るの?」「もう不合格なんだから来なくていいじゃん」と言われる始末。

正直僕もそう思いますが、あなたたちの上司が決めたことじゃんか。と毎日思っていました。

前の仕事やめる時どうせ誰も止めてくれなかったでしょ?事件

最低最悪にバイザーと仲が悪くなっていたわけですが、僕は負けず嫌いなところがあるので、そんな関係になっていても勉強なりそうな患者さんのリハビリには見学入っていました。

その見学中に「あのさ、あずきくんは前の仕事辞める時、誰か止めてくれる人いたの?どうせ居なかったでしょ」「俺ならとめないもん。」とまで言われる状態。

これについては、ぶっちゃけ、「理学療法士しかやったことないあんたに言われる筋合いはねぇよ」と思いましたが、大分僕の心も弱っていまして、「そうかもしれませんねーあはは」くらいの返ししかできませんでした。

ストレスかかると人間はゲロは出るけど涙はでないんだぜ。

ざっくり大きな、鮮明に覚えているものを書いただけでもこれだけ出てくる(汗)

実習中、最初から最後まで状況がわるかったわけじゃなくて、だんだんと悪くなっていって、気づいたらもう再構築も挽回も出来ない状態でした。

一度関係が悪くなると、何をしても鼻につくし、何を言っても真剣に聞いてもらえません。


毎日病院に行くのが嫌で嫌でたまりませんでしたし、バイザーと朝喋るたび必ず嘔吐がありました。

お昼ごはんは食堂でみんなで食べるんですが、僕が座っているテーブルには他がどんなに混んでいても誰も座ってくれず、後半はずっとひとりぼっちで黙々とご飯を食べていました

バイザーの先生も他のスタッフも、ひいては学校の先生も、みんなが僕の敵でした。


でも、不思議な事にどんなにきつくても涙はでなかったんですよね。ゲロばっかり。

ただ、担当していた患者さんは僕のために泣いてくれました。「私のせい?」と言って流してくれたあの涙は僕は一生忘れないと思いますし、それがあったから、例えバイザーから「おまえには評価する価値すら無い!」と言わんばかりに白紙で成績表を返されても、もう一年やる気になったのだと思います。

こんな落とされ方をした人間がどうなったか

そんな人間が、今年もう一度実習に行ってきました。

僕は、もう一度僕自身の価値を、自分で証明してやろうと思ったわけです。僕はクソ野郎じゃないし、理学療法士としてちゃんとやっていける、決して前回落ちたのは僕の能力のせいじゃないということを証明したい。

そうじゃないと治療者としてというより、人として無価値になってしまいます。

実際、実習が終わって二ヶ月間は毎日のように、実習中の出来事を夢に見ましたし、朝すぐトイレで吐くという生活が続きました。その時を知っている同棲相手や学校の友人・内定先の方々からは「今にも死にそうな顔してた」と当時の印象を語ってくれました。

正直、絶望しすぎて「死のう」と思ったことも1日2日じゃありません。色んな人に励まされて、色んな人が「君のせいじゃない」と言ってくれて、支えてくれたお陰で今の僕が居ます。

そういう人たちのためにも頑張って行こうと思っています。

あとがき

ここまで読んでくださった方、本当に有難うございました。なるべく中立的に事実だけを書こうとしていたのですが、実際に書いてみると、驚くほど感情的な文章になってしまいました。

正直にいえばあんな相手に対して感情的になれるだけ、僕の心は健康なのだと思います。やってる最中や、終わった直後は相手に対する怒りとか恨みとかそういうものが湧いてくるほどの気力も無かったですからね。

もう今日は大分遅くなってしまったので、1回目の実習はどうだったかって話はまた明日書きたいと思います。それでは、あずき (@azucky824でしたー。

 

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