[αź]他人と暮らすということ。同棲をはじめて2年経った今思うこと。

Futari 2year

どうも。あずき (@azucky824です。

僕は元々ずっと大学入学とともに一人暮らしをしていたわけですが、一昨年の11月からかねてよりお付き合いしていた女性と同棲をはじめました。それから、経緯や感じたことは何回か書いたことがあります。

今日は二年間たって、今思うことを書いていきたいと思います。

他人は思い通りにならない!

まずはじめに、マイナス面から話をさせて頂きますが、ほんと、他人って自分の思い通りになんてならないんだなーと強く感じました。

自分がこうして欲しい!って思って離してても全く違う解釈をされていたり、そもそもその意見に反対だったり、不服だったり、感じ方は人によって違うんだと思い知らされた2年間でした。

そんなこんなで揉めたことも結構あって、僕達の場合は例えば、こんなことがありました。

  • 洗濯するとき白物と黒物を分けるか分けないか
  • 洗濯物の干し方・たたみ方
  • 料理の味付け(濃い・薄い)
  • 冷蔵庫への入れ方
  • トイレ掃除の流儀
  • インテリアの趣味
  • ポテトチップスの食べ方

この中でも、今でもお互いにもやっとしているのがインテリアの趣味。僕は元々住宅営業マンをするくらいなので、自分なりに「理想の生活空間論」みたいなのがあって、家具はダークな色調の木目と黒のアイアンを使っているもの、クッションなども落ち着いた色といった、シックな空間づくりのために今まで家具を揃えてきました。それに合わせて食器やキッチンツールももモノクロで無地なものが多かったんですよ。

room

△社会人1年目くらいのころの部屋はこんな感じでした。それが、なんか肉球の形をした座椅子を買ってきたり、キャラクター柄の食器を買ってきたり、自分の空間が壊されていく感がものすごくありました。

違う…全然違うんだ…とほぼ毎日枕を涙で濡らしていました(笑)まぁ座り心地は結構良いんですが…

このあたりに関しては、今後少しずつ自分色に染めていってやろうかと野望の火を絶やしていません。

もう一つ、ポテトチップスの食べ方にもお互いのもやっとポイントがありました。向こうは一度に一袋は食べず、複数開けて数日かけて色んな種類を食べ回す、という食べ方をしていたみたいで、いくつも開けては中途半端に残っている状態を何度も目にしていました。

僕は実家が漁師だったからか、「美味しく食べられる瞬間を逃すな!」と教わっているので、そんなの湿気てしまって美味しくなくなるんじゃないの?って思うわけですが…

食べ方は個人の勝手だとは思いますが、どうも自分の根本的な考え方と違うので違和感を感じます。

ただ、こういったことを通して1つ思ったのは、「育ちは大事」ということ。実際に先程あげた例では大半はなんとかなります。大半の違和感や習慣の違いはなんとかなるんですけど、育った環境から導き出されるものは本能に近いくらい自分の身体に刻み込まれていて、中々他の考え方に変えることが出来ません。

僕の場合は、漁師は食にこだわりがあって、鮮度や食べる瞬間の空間づくりといった面では、とても厳しくしつけられてきました。

「美しい」とか「楽しい」とか「落ち着く」って感情や感覚は、ちょっとやそっとじゃ人には合わせられません。このあたりは、分かり合えるなんて思わずに、「どうやったらお互い満足のいくように出来るんだろう?」ってお互いに意見を出し合いながらやっていくしかないんだと思います。

でも言い方を変えれば、「お互いに譲れないこともあるけど、大半のことはなんとかなるよ」ってことでもあり、よくよく話しながらやっていくと良いと思います。

違和感探しは重要だ

さて、違和感の話は先程もしましたが、自分のやっていることはそれが「普通」だと思っていることばかりです。「普通」っていうのは「他の人もこうだと思うよ」ってところなので、お互いの「普通じゃない所」を早い段階から指摘しあうことが大事だと思っています。

まぁ下手すれば喧嘩になってしまうので、言い方や言葉には注意が必要だとは思いますけどね。

二人で暮らしていくメリットのひとつとして、「変人から脱却できる」っていうのもあると思うんですよ。世の中には変わった人はいっぱいいて、中にはこちらがドン引きしちゃうような人も年齢関係なく一定数居ます。

多分あれって、本人も気づいてないと思うんですよ。しかも全く赤の他人から注意されても聞く耳もたない人もたっくさん居ます。

そんな時に、彼氏彼女が「それちょっと違うと思う」って言えるのってすごくいい関係だと思うんですよ。

よく聞く話だと、男性がどっかの店員さんにすごく不遜な態度で臨んでいたのを彼女が注意したりだとかってのは良く聞きます。まぁそんな周りに迷惑をかける人と付き合う時点で何かが間違ってしまっている気がするかもしれませんが…

僕の場合、コンビニでお釣りを多く渡された時、すぐ気づけば返しますが、自宅に来てからレシートみて「あれ?」と思っても「まぁいいかー」と思っていましたが、彼女さんはお金については厳しく、「今すぐ返せなくても電話して後日差額を持っていきなよ」と注意されました。僕としては「真面目だな−」と思いましたが、一度電話した時、対応してくれた高校生くらいの男性店員が「レジ合わなくて困ってたんです…連絡くれるなんて本当にありがとうございます!!」なんて言ってくれたもので、「たかが数十円」と思っていましたが、自分のめんどくささで他人が困っていることもあって、こんな小さなことをするだけでそれが解決して、しかもあんなに喜んでくれるなんて…とそれから、小さい金額でも必ず連絡を入れることにしました。

まぁ逆に、彼女さんはきちんと仕事をしない人に厳しく、メガネを作って受取りの日、「すみません、他のお客様に間違って渡してしまいまして・・・」と言われた時には、「誰かが一瞬でもつけたかもしれないものは嫌です!」と新しく作り直してもらい、当日分の往復の電車賃まで請求するという猛者っぷり。

ちょっとやりすぎじゃない?とも思いましたが、「間違って渡された人にも迷惑かかってんのに『まちがっちゃった!テヘペロ』みたいにヘラヘラしながら説明してきたのが許せなかった」とまぁ至極もっともな理由だったのでそれならいいいかと思った出来事もありました。

お互いに、お互いの逸脱してしまっている所はどんどん指摘しあって、定義は難しいですがより良い人になっていくよう努力していくのも1つの楽しみだと思っています。

二人で探求できる

二人で理想の生活を話す中で、色々と使ってみて決めることもたくさんありました。例えば、どんな洗剤が良い?とか。

匂い・洗い上がりや値段・容量など複数の要素がありますが、お互いにお互いの立場から話ができます。

以前記事にもしましたが、洗濯洗剤を今年から「ボールド」にしました。

今回のボールドでいえば、この匂いは男性的にどうか・女性的にどうかって異性としての視点があったり、実際に使ってみて、着た感じどう?とかって意見を聞くこともできました。

こうやって日用品を選んでいくのは楽しみで仕方ありません。

ちなみに今年の我が家のスマッシュヒットは台所洗剤の「Majica(マジカ)」でした。また今年のまとめ記事には書こうと思っていますが、すごく良いですよ。

二人の好きはもっと好きになる

ここまで、ちょっとした「違い」の話をしてきましたが、今度はお互いの共通点の話です。

僕達の場合、習慣は結構違いましたが、食べ物や運動の趣味は共通点が多買ったんです。お互い好きな食材をどんなふうに調理するかって話を、お互いが料理をして相手にプレゼンしたり、月に一度缶詰を勝手プチ贅沢をする日を決めて楽しみにしたり、散歩が好きだし世代ド真ん中なので一緒にポケモンGoをやったり、一人で楽しんできたものを今は二人「でも」楽しむことが出来ています。

今まで一人の世界だったのが、これも相手の視点を入れるとまた世界が広がります。中でも印象に残っているのは「にゃんたま」の話。僕は微妙でしたが、彼女さんは結構分かるみたいです。

お互い見えている世界は違います。ほんとに。

お互いの友達関係を大事にしよう

僕自身は全くと行っていいほど束縛も嫉妬もしないタチで、友人との集まりで異性がいようが全く構いません。むしろ異性とサシでの飲み会でも全く構いません。まぁ彼女さんは鬼のようにお酒強いのであんまり心配ないというのもありますが、やはり、彼氏彼女はどんなに親しくても彼氏彼女なんですよね。

友達にしかできないことってやっぱりあるじゃないですか。友達だから言えることもあるし、僕が理解できないことだって昔からの異性の友人ならわかることってたくさんあると思うんですよ。

僕はあんまり男っぽくないこともあり、異性とみられていないのか、昔から友人は女性の方が多いんですが、彼氏ができたり結婚したりすると、やはり離れていってしまう子はすごく多いです。男女の友情ってあると思うんだけどな。。。。

まぁ僕自身そんな風に思っていることもあり、性別問わず、相手には友人関係を円滑に維持してほしいと願っています。中に閉じこもらないでどんどん外に出ていってほしいと思っています。

そんな態度だからか、彼女の友人さんから、なにかで会う時に「自由にしてくれてありがとうございます」と言われることも多いです、やはり世の中では束縛する男性が多いのかなーと感じています。

こういう、お互いのスタンスは早いうちにしっかりと決めておく、相手に伝えておくっていうのも大事だと思います。

まとめ

二人暮らしも早いもので3年目に突入しました。

はじめの数ヶ月(ほんとに月単位かかりました)は面倒くさいこともたくさんあって、お互いの違いばかりが目に入って喧嘩ばかりでしたが、今ではお互いの意見をまずは受け入れて、不服なら話し合うという姿勢になってきました。

もちろん、まだまだぶつかることもありますが、少しずつ家族になっていくんだなーと感じる今日このごろ。

同棲を始めたばっかりのかたや、これからしようかなって思っている方には、少しでも良い関係が作れるよう祈っています。

それではこのへんで!あずき (@azucky824でしたー。

この記事を書いた人

azucky824

1987年生まれ ゆとり第一世代。実家は千葉で代々漁師の家系。
大学で上京し、住宅営業マンを経て現在は理学療法士を目指して専門学校生。
好きなものを語る場としてこのブログを管理・運営してます。