ども。理学療法士目指して最後の実習中、あずき (@azucky824 )です。
今回、レビュープラスさんから身体にまつわる本を頂いたので、レビューしたいと思います。
血流がすべて解決する
今回頂いたのは、出雲大社近くの老舗漢方薬局の4代目だという、堀江昭佳さんの「血流がすべて解決する」という本。
僕の勉強している、理学療法は西洋医学で、こちらは東洋医学の視点から書かれている本となりますが、西洋東洋あまり関係なく、血液の重要性を今までにあまり聞かなかった視点から解説してくれている本でした。
△2016年10月26日現在、薬草・漢方の部門でベストセラー1位になっている上、レビューも4つ星以上となっています。
血流はサラサラ具合よりも量が大事
この本の内容を一言であらわすとしたら、「血流はサラサラ具合よりも量が大事」だと思います。
東洋医学の考え方に①血が作れない②血が足りない③血が流れない…という3つの項目があり、これが「血流」を構成するものだそう。そして、これは体質である程度分かれることができて、さらに食生活や運動習慣などによっても大きく左右されると書かれています。
本編では、体質チェック項目が挙げられていて、自分がどの体質なのか手軽に確認することができます。そしてそれをどう解決するのかまで丁寧に解説してくれています。
食事のきまりごと、は結構簡単そう
血液量を増やすためにやったほうがいいポイントは10個に分けて説明をしてくれていますが、どれもわりとかんたんなんですよね。
実際にやるべきことをリストにしてみるとこんな感じ(書かれている順番ではなく、自分がやりやすいなって順番になっています)
- 朝ごはんを食べる
- パンよりも米を食べよう
- 一週間夕食断食をすると胃腸が整う
- 満腹まで食べない
- 無理な菜食主義はやめる
…てな感じ。コレくらいなら無理しなくてもできそうなんですよね。あとやっぱり下腹ぽっこりはよくないよってことも書いてありました。
婦人科疾患・悩みにフォーカス
この血が少ない=血流が悪いという話は、特に月経などがある女性に影響が強いっていうのは容易に想像出来るわけで、そのことにかなりフォーカスしているなと印象を受けました。
この本では、ダイエットや不妊・生理痛・更年期障害などなど、女性特有の悩みに対して、個別で章を分けて書かれているくらいの力の入れようです。
血流が増えることでどんなふうに女性特有の疾患に聞いてくるのか、東洋医学の視点で解説してくれています。最近は男性でも更年期障害あるとも聞きますので、男性諸君もあながち流していい話題じゃないかもしれませんよ。
まとめ
いかがだったでしょうか?西洋医学でも血流は身体の栄養素であり、僕が学ぶ理学療法でも血液検査の内容は、リハビリ効果・リスク管理に直結するため、チェックできるなら必ずチェックする項目でもあります。
血液サラサラという謳い文句はとてもわかり易く僕達の心を掴みましたが、ほんとはそれだけじゃ足りないのかもしれません。この本で言われているように、全体的な血流量が増えないことには話にならないかなとも思います。
東洋医学は、「昔からこう言われています」とか、「ここをこうしたらこうなった」の積み重ねで出来ているので、結果があるから理由は後付け…みたいな部分が多く、西洋医学のデータ先行でどうこう話をすすめるのとはちょっと違う部分もあるかなと感じています。正直、陰陽がどうのって言われてもいまいち納得はできないよねって部分はいくつか有りましたが、全体として言っていることは「たしかにな」と思うことも多かったです。
また、具体的な行動にまで落とし込んで書いてあるので、実践するのは非常にやりやすいとも思いますので、血流でお悩みの方は是非読んでみたらいかがでしょうか。