ども。理学療法士目指して学校へ通っています。あずき (@azucky824 )です。
先日まで4週間の実習にでてまして、だいぶいっぱいいっぱいでした。今日は生の患者さんに触れて、測定とかして、どうしたら良くなるんだろう?って考えた4週間に感じたことをとりとめもなくまとめていきます。
医療に興味のある方、ぜひ最後までお付き合いください。
4週間は途方も無く長かった。
まず、最初に言いたいのは、この4週間本当に長かったってこと。
毎週5日間現場に出て、先生の後をついて回って、掃除とか片付けとかしながら患者さんを診させてもらって。本当に1日1日が普段の何万倍も濃くって。
それこそドラゴンボールでいう精神と時の部屋に入ったみたいに、嘘みたいに時間がたつのが遅かったです。
もちろん、時間が長かった分普段の何倍も勉強できたし、知らないことがたくさんあるってことはもう「これでもかっ」てくらい思い知らされた。でも、時間の使い方はもっともっと改善の余地があったと思うし、多分患者さんに対しても出来ただろうことはたくさんあったはずで、このくらいで疲れたなんて言っている場合ではないのだとも学びました。
認知症専門病棟って異次元だった
今回僕がおじゃましたところは高齢者向けの施設の中でも「認知症」にフォーカスした所でした。
認知症は人によって本当に色々な症状の出方があって、暴力的になる人・極度な引きこもりになる人・むちゃくちゃ明るくなる人などなど、人間の脳が障害されるとここまで影響が出るものなのかと感じました。
また同時に、人間の定義って難しいなとも。言葉も喋れずクッションとかを食べ始めたり、何かがあれば暴れだして。。。そんな状態で「人」だと言えるんだろうかと。これは本当にいろんな人の考えがあって難しい所だと思うんだけど、一つ感じたことは「同列の人間」として接するには限界があるってことです。
「相手の立場になって」とか「空気読んで」とか、そんなものが通用する世界ではありませんでした。だからといって下に見るわけでもなくて、「違う生物」という認識がどっかにないと、心が耐えられないなというのが僕の正直な感想です。
バイザーとの人間関係を構築するのは難しい
実習には「実習責任者」という役割を担う先生がいらっしゃいます。その施設・病院で実習生を基本的に受け持つ人のことですね。それが通称「バイザー」とかって言われるんですけど、今回難しいなと思ったのは、どうバイザーとの関係を作るかってことで。
僕はもともと住宅営業をしていたのもあって、ビジネスライクな関係を作るのは得意です。空気もそこそこ読めるし、相手が求めていることを察するのも早い方だと思っています。
でもバイザーってビジネスライクなお付き合いではなくて、これも本当に人によるんですけど、相談したり頼ったりしたほうがいい場合もあるし、積極的に「飲み」に誘ったりしたほうがいい場合もあるし、逆に向こうからコミュニケーションをとってくれる場合もあります。
そんな中で、僕は距離の取り方をはかりきれませんでした。最終的には「対患者さん、以外での積極性がちょっと足りなかった」と評価を頂きましたが、確かにちょっと当たり障りのないように過ごしすぎたような気もします。
高齢者の「もう死んでもいい」はマイナスな発言なの?
僕はこの実習を通じて、3つの症例患者さんを担当することができました。認知症の進行具合もさまざまで、もちろん患っている病気や障害もさまざま。
そんななかで、話を聞いているうちに「もう死んでもいい」って発言が患者さんから出たんですよ。これは果たしてマイナスな発言なのか、プラスな発言なのかっていうのがすごく難しい問題だなーって。
もうやりたいことやってもう十分だなって思ってるならプラスなのかもしれないけれど、どっちにしてもリハビリに取り組む姿勢って面で考えたらマイナスなのかなって。
多分これから、こういう場面ってたくさんあると思うんですよね。いろんな立場でどう意味を取るか。それによって治療プログラムの組み方とか、目指す所も全然違うな-って。
それならカルテに書いてある発言も、自分の目で、自分の耳でちゃんと聞いて、それで判断したいし、それが出来るくらい相手のことをちゃんと見ようと思いました。
【まとめ】やりたいことがいっぱいだ!
この実習と通じて、大変なことはたくさんあったけれど、やりがいというか楽しさというかそういうものの片鱗は確かにあったと思うんです。
だからこそ、まだまだ知識は足りないし、手技は未熟だし、考え方ももっともっと医療よりにならなきゃいけないし、、、、
やりたいこと・やるべきことがいっぱいです。今後2回実習が控えていますが、1回乗り越えるごとにきちんと成長できるように頑張っていきたいと思います。それではこのへんで。あずき (@azucky824 )でしたー。