[αź]運動指導を生業にしている僕が、他人にものを教える時に自分に課している5つのルール。

5rules

どうも。昼はトレーナー、夜は理学療法の勉強をしています、あずき (@azucky824です。

僕は現在、トレーナーとして小学生から高齢者まで年代問わずにストレッチやセルフマッサージを指導するお仕事をしています。運動の指導って結構複雑で、解剖学とか生理学をつぶさにお伝えする必要がある方、無い方、あとは実際に出来る方・出来ない方など、10人いれば10通りの習熟度があって、なんとかそれを平均的に一定レベルまでもっていくというのが大変なところです。

そんな仕事をしていく中で、僕が気をつけているいくつかの「教えるルール」をまとめていきたいと思います。

①到達点を見込む

まずは頂いている生徒さんのリストから、どのくらいの習熟度が見込めるかを経験から算定します。

そこを踏まえた上で、伝え方を2つ用意しておきます。
・普通の方はここまで(最低限)
・ものすごく余裕のある方はここまで

ここでのポイントはあくまで「ものすごく余裕のある方」は別メニューということ。

出来ない=悪いこと、、、といったイメージが出ないようにしないといけません。

②目的と目標を伝える

これは「部下に仕事を教える時に」、、、なんてビジネス書によく書いてある内容ですが、実際にやるのとやらないのとだと、理解度と積極性に大きな隔たりがあります。

ここでの「目的」は「バランスよく歩くため」「走るタイムを上げるため」など、実際に皆さんがイメージしやすく、求めていそうなことを挙げておきます。

一方「目標」は「足をここまで上げましょう」とか「この手が床につくくらいまで柔らかくなるといいですね」といった、自分の現在地・状況が把握しやすいものをお伝えします。

大事なのは「どこへ向かっているのか」と「いまどの辺なのか」を明確にすることです。

③声の出し方を工夫する

僕はもともとが男性としては高めの声色なので、大事なことを話すときはちょっと低めの声を出すように意識しています。

高いほうが、低いほうが、、、って効果を探すといろいろとあるんでしょうが、「いつもと違う声」を出すことが一番効果があるように思います。

あとはストレッチも動的なものと静的なものがあって、動きながらやるときは楽しそうな高めで若干早口で。静的なものはゆったりとした声を意識的に使い分けます。

これは空間の演出として、ものすごく気を使っているところです。

そのおかげか、「噺家みたいな声ですよね」だとか「安心する声」だとか言ってくださるお客様もいて、この「声の力」はかなりあるなと感じています。

④ひとりひとりにフィードバックする

これもよく聞くことですが、僕にとっての生徒さんはたくさんいますが、生徒さんにとっての先生(講師)は僕一人なんですよね。

なので、出来る限り一人ひとりになにかしらのフィードバックをしたいと思っています。

トレーナーとして、身体の歪みを診てみたり、今やってることが苦手そうな方には別の方法をご紹介したり。

[αź]絵を描くことと、見ること。「観察眼」と「正しい解釈」。 | あずきろく

↑こんな感じで人数が少なければ絵に書いてお渡しすることもあります。

なるべく全員に手が、目が行き届くようにするには、まだまだ修行がたりないと悩みが尽きないですね。観察眼とその表現方法を鍛えなければと考えています。

⑤楽しむ仕掛けを用意する。

僕が担当する場合、かならず楽しい要素を入れていきます。

それは「簡単に覚えられるお手軽マッサージ」だったり、「一瞬で柔らかくなる魔法のストレッチ」だったり解剖学・生理学を駆使した方法を日々考えて導入しています。

効果が出やすい系のものは楽しんでくださる方が多い印象がありますね。

あとは「こんな動き、日常では絶対にやらないですよね?」ってくらい不思議な動きを入れたりもしています。

身体を動かすって楽しいことだし、それで身体が軽くなって、疲れもとれたら最高だよねって。そんなことを覚えられる空間を僕自身の最終到達点にしています。

【まとめ】楽しさも実用性も妥協したくない。

体育会系であるがゆえの結果至上主義なので、最高の結果を出すためには「楽しかった」って感情「自分でもちゃんと出来た」って達成感「やってよかった。」って気持ちも全て揃わないと「またやってみよう」まで行かないとおもってて。

もっと言えば、多分僕の前でやっていること、出来ていることが、家でも・一人でも出来なければ教えた意味なんてないと思っています。

そこまで出来なきゃ、きっと自分自身も仕事楽しくないだろうしね。

この5つのルール。みなさまの参考になる部分があったでしょうか。1つでも2つでも共感して頂ける部分があれば幸いです。

では今日はこのへんで。あずき (@azucky824でした。

この記事を書いた人

azucky824

1987年生まれ ゆとり第一世代。実家は千葉で代々漁師の家系。
大学で上京し、住宅営業マンを経て現在は理学療法士を目指して専門学校生。
好きなものを語る場としてこのブログを管理・運営してます。