どうも。七人のブログ侍で月曜日を担当しています、あずき (@azucky824 )です。
七人のブログ侍とは?
七人のブログ侍とは、7人のブロガーが曜日ごとに担当を決めて更新していく、ブログリレー形式の企画です。
10月は「ヒトと動物の身体比較!」
[αź]【14】【告知】2ndシーズンも身体関係の記事を書くよ!10月は「ヒトと動物の身体比較」を全3回でお届けします! 11・12月はどうなる!? #七ブ侍 #月曜日 | あずきろく
↑の記事でも書いたとおり、10月の残り三週間は人間と動物の身体を比較して、「身体って面白いなぁ」と感じて欲しいと願って記事を書きます。
ちなみに資料として、上野にある「国立科学博物館」へ行って写真をとってきました。剥製・骨格など非常に勉強になる場所だったので、写真を整理したらまた別記事にしたいと思います。興味のある方は行ってみてください。
国立科学博物館 National Museum of Nature and Science,Tokyo
ニンゲンの骨格
これから比較していく動物たちとの大きな違いは完全二足歩行だということです。今日はこの特徴によって、他の動物とどう変わってるのか、そしてどう同じor似ているのかもお話したいなと思います。
大きく変わってくるのは、二足歩行に必要なバランス能力を高めるような部分です。
- 骨盤
- 背骨
- 足
あたりに注目しながら比べてみましょう。
猿
まずはニンゲンとかなり近い形の「猿」を見てみましょう。
ニンゲンと比べて、骨盤が縦に長い気がしますね。二足歩行をするには、骨盤で前後のバランスをとらなくてはならず、ハート型に広がったのでしょう。あとは指の骨がえらい長いですね。足の指なんか、ちょっと丸みがあってがっしり棒のようなものを掴んでますね。
あとは頭蓋骨がちょっと小さいかなという程度でしょうか。どちらにしてもかなり近いなという印象ですね。
脳みその容積は大体3倍くらいはあるようなので、その分頭が大きくなったのでしょう。
ちなみに、大腿骨(太ももの骨)も他の動物より長さが近くなっているようです。
キリン
今度は4足歩行のキリンと比較。身体の大きさの比率でみると、ずいぶんと骨盤が小さいのが分かります。背骨から骨盤全体で体重を支えられるため、骨盤自体は小さくてもOKなんでしょう。
ちなみに、ニンゲンとキリンって首の骨の数が同じなんですよ?頚椎と呼ばれる部分で、7つあると言われています。首の長さがあんなに違うのに、骨の数が同じということは、1つ1つの骨がかなり大きいということです。
↑それを活かして、彼らは首をべちべちと叩き合って喧嘩をします。豪快ですねぇ(笑)
ゾウ
ゾウといっておきながら、実はこの方マンモスだったりします(汗)まぁ基本構造は変わらないので似たようなものだと思って下さい。
骨盤自体は大きいですが、結構薄っぺらいのがわかるでしょうか。ニンゲンとちがい、身体を支える機能は二の次で、足を動かす役割がメインにあるからなようです。
背骨も、ニンゲンはより衝撃を吸収するためにゆるいS字カーブなのに対して、ほぼ平坦な形をしています。
一方で、足へと視線を落としてみると、つま先立ちみたいになっているのが分かるかと思います。
実はコレ、ほとんどの四足歩行の動物では、このように歩いています。
↑そう、そしてかかとはこの位置になるんです。
ニンゲンはしっかりと地面を踏まなければいけなかったので踵の骨が短くなったのだと言われています。
サイ
ちなみにどっしりと構えていそうなサイでさえ爪先立ちしています。つか、骨めちゃくちゃ丈夫そうですね。
そして今までの動物にもありましたが、腕の骨の上部には肩甲骨もきちんとついています。これはかなり形が違いますが、ニンゲン以外にもちゃんとあるんですよ。
【まとめ】
ざっくりとまとめてみましたが、このように動物とニンゲンって実は似ている部分もあって、骨の種類なんかはだいたい一緒。なので普段ニンゲンの方の解剖学をやっている僕でもかなり楽しめる骨格達でしたよ。
機会があれば、また違った動物の骨格を仕入れてきてこんな風にまとめて見たいと思います。
次回は「筋肉」をテーマに比較記事を書いてみようと思いますので楽しみにしていただけると嬉しいです。
さて、明日の担当はむーろぐのひろむ君です。ダイエットに成功したという彼、台風直撃の日ですがどんな更新をするのでしょうか。
それでは僕はこのへんで。あずき (@azucky824 )でしたー。
追記:参考図書として、犬の話しですがこんなのをつかいました。
僕の持っている本の中では一番楽しいです。興味があれば読んでみてください。