おはようございます。フィットネスクラブのトレーナーをしながら理学療法士になるために日々学校に通っています。あずき (@azucky824 )です。
学校に通い始めて1年。解剖学や生理学、運動学などを学んで、「これって専門職じゃない一般の人も知ってたらすごい役立つのに!」という知識がたくさんあることを知りました。
今日はそのなかでも、解剖学メインで「筋肉」についてできる限り簡単に、わかりやすくまとめたいなと思いますので読んでいただけるといいなと思います。
まえがき/知っておいて欲しいこと
まず本題に入る前に、読んでくださる皆さんに知っておいて欲しいことがあります。
ここでお話する内容はあくまで僕個人の見解・理解の範疇です。世の中には専門家と呼ばれる方がたくさんいて、僕よりずっと詳しい方もたくさんいます。
もしかしたらこれから書くことに間違いがあるかもしれません。ここでまとめるのも僕自身の勉強なので、そういった間違いがあれば是非教えて頂きたいと思っています。「勉強中の身」ということだけご理解ください。
筋肉について話そう
今日このテーマにしたのは、結構身近で理解しやすいところかなと思ったからです。
理解しやすいことは、すぐに生活の役に立つのではと考えています。
さてでは最初の話。
筋肉は基本、骨についています
知ってらっしゃる方からすると当たり前のことなのですが、基本的に筋肉は骨にくっついています。
さらにいえば、二つの骨にまたがってついてることが多くて、それが縮んだり伸びたりすることで関節の曲げ伸ばしができるようになります。
はじまりとおわり
もうひとつ大事な概念。
筋肉には「はじまり」と「おわり」があります。専門用語で「起始停止」とか「付着部」と呼ばれています。そして「はじまり」から「おわり」までの線を「走行」とも言いますね。人間の動きを分析するときはこの走行がすごく大事になりますが、今日はそこまでやりません。
人間の疲れが溜まりやすいところ、痛くなりやすいところというのは、この「はじまり」と「おわり」の箇所が非常に、というか圧倒的に多いです。スネの骨に沿って押してみると痛気持ちいいのはこの辺が関係してます。
参考になるサイトをあげるとするとこちら↓
ひとつ例に上げてみましょう。上記サイトからお借りしました「三角筋」です。場所を簡単に説明すると手で肩(腕のつけね)を掴んだ時に触っている筋肉です。なんとなく絵の赤い部分と白い部分の間あたりを狙って触ってみてください。
東洋医学の「ツボ」や「経絡」とはまた別物ですが、押すと気持ちいいですよ。マッサージもほんとのほんとに基本にあるのはこの筋肉がある「位置」なんです。
ストレッチと筋トレ
さて、ちょっとここで生活に馴染んだ言葉を出して考えてみましょうか。
「ストレッチ」と「筋トレ」です。
解剖学的に見れば、「ストレッチ」は筋肉を引き伸ばす動き=はじまりとおわりを離す動き。「筋トレ」は筋肉を縮める動きプラス負荷 (重さ)=はじまりとおわりを (無理やり)近づける動き。、、、となります。つまり、ストレッチでの動きと真逆に動かせば筋トレに近い動きをすることが可能なんです。考え方自体は結構単純だったりします。
トレーナーとしては基本的にこの「伸ばす」と「縮める」を基本に身体の操り方をレクチャーするのが仕事になります。もちろん、そこに栄養だとか筋それぞれのバランスだとかが絡んでくるのでもうちょっと複雑ですけどね。
痛みと歪み
では、身体の悩みに多い「痛み」と「歪み」について本当に単純なところだけ書いてみましょう。
この2つには様々な要因がありますが、僕達トレーナーが見る中で多いのが「筋肉」が原因となっているもの。
はじめに説明したとおり、筋肉って骨についてるんですね。なので、筋肉が縮めば骨も動きます。筋肉のバランスが悪くなると、骨の向きもバランスが悪くなってきます。すっごく単純にいえばですけどね。
例を上げれば、O脚とX脚。これを筋肉だけの原因だとすると、モモから膝まで伸びている筋肉は外側・真ん中・内側のみっつに大きく別れるのですが、そのうち外側だけが強く縮めば膝が開き気味になってO脚。逆に内側だけが強く縮めば膝も引っ張られて内側へX脚となりやすいです。
内側と外側、表側と裏側、そして上と下。いろんな方向に筋肉は存在しますが、それぞれがバランスよく動いてくれないといけない、ということになります。
うまく動かすには?
ここまで基礎知識をお話してきましたが、「じゃあどうすればいいの?」と言いたくなりますね。これはすごく難しい問題なのですが、一番簡単なところでいえば「ストレッチ」かなと僕は思います。
なにしろ情報量がすごく多い。検索すれば星の数ほど出てきます。中には写真付きだったり動画付きだったり、すごく丁寧。トレーナー顔負けです。それでいてものすごく無理をしなければ、どこか痛めるという心配もありません。
そして、僕はぜひとも「やったことない動きをやってください!」とお伝えしたい。年齢的に若い方で身体が痛いなって方は大体が身体自体硬くて、ふだんあまり運動の種類が豊富でないパターンが多いです。運動「量」ではなく「種類」です。同じ姿勢でいることが多いという方、ちょっと気をつけたほうがいいかもしれませんね。
まとめ
さて、すごく基本的なことをまとめてみました。どこまでわかっていただけるか、とても不安が残る文章になってしまいましたが、すこしでも解剖学や運動に興味を持っていただければ幸いです。
なにか参考サイトや書籍があったほうがわかりやすいという方向けにいくつか紹介しておきます。
先日発売されたばっかりのTarzan特別版。僕達トレーナーでもよく使うストレッチが紹介されていて、お客さんにもおすすめしやすい本です。とくに腰痛・肩痛の方は一冊あるとご自分でケアするのに便利かもしれません。
さて、こんなところでしょうか。お役にたてれば幸いです!ではあずき (@azucky824 )でした。
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