どうも。あずき (@azucky824 )です。
僕は理学療法士を目指して夜間部に通う専門学生で、今年が最終学年になります。2ヶ月×2回もの長期間の実習をパスすること、国家試験を受験すること、に加えて、就職活動をすること、というのが今年の大きな課題となっています。
学生最後の年も夏休みが終わり、そろそろ折り返し地点となります。すでに実習に関しては1度目の実習は合格し、当ブログでもいくつか記事を書いています。
[αź]1回目の臨床実習がようやく終わったから、感想をまとめてみるよ。 | あずきろく
今日は、もう一つの大きな課題である、就職活動について考えてみようと思います。
医療系の就活
そもそも僕は学校に入る以前は、大卒で一般企業に就職しているため、いわゆる一般的な就活は経験しています。
医療系の就活って普通のと何が違うんだろうと考えてみると色んな点が違うことに気が付きます。
専願性
これは暗黙の了解になっているようですが、大学生の頃のように複数企業にエントリーして同時に選考を進めることは出来ないのだそうです。
この理由がなんなのかというと、医療業界では大きな病院もありますが、それぞれの職種を50人も100人も新卒でとるなんていうケースはほとんどありません。相当な大手でもグループ全体で50人前後です。
各病院ごとに言えば、1−2人くらいが関の山。そういうわけで、せっかく面接などの手間をかけても入ってくれないとなると、困ってしまうというのがあるのだそうです。
見学が必須
基本的に、就職を希望する場合、そこの病院に見学に行くのが必須となっています。中には、研修というか試用として1日実習さながらに白衣を着て見学するところも多いです。
先ほどの話にあった、グループが大きいところでも、その中で希望している病院には見学に行くことが応募条件になっているケースしか今のところみたことが有りません。
これは、雰囲気とか大変さをみる分にはありがたいのですが、そのためにかなり時間をとられてしまうのがネック。
どんな風に就職先を選ぶのか
就活をしていくにあたって、病院にもいろいろな特色があることを知っておかねばなりません。
どんな疾患をみるのか
病院には大きなところも小さなところもたくさんあります。そのなかでどのように選ぶのかというと、大きな分類でいえば「どんな疾患をみるのか」ということだと思うんです。
いろいろな科がありますが、脳血管系では片麻痺や難病などをみることが多いと思いますし、整形外科ならばもっと一般的な骨折や脱臼や、軽いもので言えば捻挫などもあります。
どんな段階の患者さんをみるのか
大きな分類の話をすれば、もう一つあがってくるのが、「どんな段階か」という点。
リハビリテーションにおいて、「急性期」とか「回復期」などと、その患者さんの回復過程に合わせてある程度の段階分けがあって、それによってリハビリの内容が大きく変わるため、病棟が変わったり病院自体が変わったりしていきます。
自分がどんな段階の患者さんが見たいのかっていうのは、実習で体験してみたり、いろいろと見学に行ったりして判断していくのが普通みたいです。
どんな目的でリハビリをするのか
これは先ほどの回復段階の話とも関連してくるのですが、「リハビリの目的」っていうのはとても重要です。
理学療法士には病院以外でも働けるところは複数ありまして、たとえば老人ホームやデイサービスなどの高齢者を対象とした施設。あとはスポーツ系のトレーナーやメディカルスタッフとして働く、という道もあります。
ご老人のリハビリにおいては、「現状維持」が目的だったりするケースも多いですけど、スポーツ選手の場合はそうもいきません。よりパフォーマンスをあげるため、よりケガのしにくい身体を作るため、など根本から目的がかわってきます。
ここでは極端な例を挙げましたが、病院ごとに細かくその目的は変わってきます。
就活サイトはあるにはある
一般の新卒就職活動では、リクルートやマイナビなどの就活サイトがありますが、理学療法士業界でもそのような求人サイトは存在します。ただ、新卒に限った募集ではなく、転職も含めたものになっているので、使い勝手がいいかといわれると微妙な気もします。
>理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 求人掲載「PT-OT-STネット」
△このあたりなんかは有名だと思います。
あとがき
ぼちぼち就活を始めたので、感じたことをとりあえずまとめてみましたが、大学の時の就活とはちょっと違うので戸惑うことも多いです。いろいろと選択肢があるので迷いながら、自分がなにをやりたいのか、どんな医療職になりたいのか、考えながら臨みたいと思っています。
今後も、何か学んだら就活についてはまとめていきたいと思っていますので、現在学生の方はたまにのぞいてみてください。お役に立てれば幸いです。
それではこの辺で!あずき (@azucky824 )でしたー。