[αź]【夏の食べ物と身体】実は夏に多い!?しゃっくりの原因と筋学から考える治し方。 #七人のブログ侍 #月曜日

7b 2015 06

ども。毎週月曜日はあなたの身体をメンテナンス!七人のブログ侍で月曜日担当のあずき (@azucky824です。

今期は夏にまつわるお話をメインコンテンツにしています。

今週は、「しゃっくり」の止め方を、僕の学んできた身体の知識を使って考えていきます。

七人のブログ侍とは

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「七人のブログ侍」とは、昨年7月から始まったブロガーユニットで、各曜日の担当を決めて日替わりで更新していく、毎日メンバーの誰かしらが記事を書いているという企画でもあります。三カ月を一区切りの1クールとし、メンバーの交代もありつつ今期は11名のメンバーとともに活動していきます。詳しいメンバーは発起人のノリハナさんの記事 ([n❁h]七ブ侍、第弐幕が再始動!2年目スタートの皮切りはあの有名企画への参戦から! #七ブ侍 *SP2 | NORY*NOTE)を読んでください。

先週は急遽お休みを頂きました。

毎週月曜日は僕の担当なのですが、先週は急な仕事で日付内の更新が出来ませんでした。メンバーにも、七ブ侍ファンの方々にもご迷惑おかけしました。

また今週から頑張りますので宜しくお願い致します。

しゃっくりってなんだろう?

さてまずは、しゃっくりって何者なんだか知ってますか?ウィキペディアによるとこのように説明されています。

しゃっくり(噦り、吃逆、嗝)とは、横隔膜(または、他の呼吸補助筋)の強直性痙攣および、声帯が閉じて「ヒック」という音が発生することが一定間隔で繰り返される現象で、ミオクローヌス(myoclonus:筋肉の素早い不随意収縮)の一種である。

引用元:しゃっくり – Wikipedia

簡単に言えば、おなかにある横隔膜が痙攣を起こしている状態、ということですね。

原因は?夏に起きやすいってほんと?

そのしゃっくり、原因は様々な説がありますが、 大きく分類すると、①脳に障害が起きている、②細かなエラーが起きている、、、の2つのケースに分けられます。

①脳を障害されている

基本的に、身体は脳みそが指令を下して、それにしたがって動く、という仕組みになっています。

しゃっくりの場合は、呼吸を司る「延髄」という場所になんらかの障害が起こった場合に出ると言われています。疾患としては、脳腫瘍や脳血管障害などが中心でしょうか。あとは、アルコール中毒でも出現するようです。

延髄は、呼吸だけではなく、体温調節や嚥下(食べ物・飲み物を飲み込むこと)の中枢もありますので、生命活動にかなり密接に関わってくる部分でもあります。なので、もししゃっくりがあまりにも長く続くようなら、早めに受診されることを強くおすすめします。

②細かなエラーが起きている

さて、本日はこの「細かなエラー」が起こっている状態に関してアプローチしていきます。「横隔膜の痙攣」現象なので、ほとんどの原因は横隔膜になります。

ここでよく言われている、原因となるものを挙げておきます。

  • 暴飲暴食
  • 冷たいものを急に身体に入れる
  • 大声を出す
  • アルコールの摂取

、、、などなど。横隔膜って、胸腔と腹腔を分ける壁でもあります。まぁ簡単に言えば、肺と内臓の間にあるわけですよ。

なので、食べる・飲むことでの胃への刺激が横隔膜へ伝わるもの、大声や大きく息を吸ったり吐いたりすることでの肺からの刺激がメインになるのかなと思います。

筋学から考える対処法

さて、じゃあ実際にしゃっくりが起こったら、どう対処すればいいのかって話になりますよね。今回は僕の専門分野でもある「筋学」という視点から入ってみたいと思います。

横隔膜は筋肉

さて、ここまで話してきて今更ですが「横隔膜」って「筋肉」なんですよ。

焼き肉で食べることも多いであろう「ハラミ」が横隔膜に該当します。かなり歯ごたえがあって、肉厚な部分ですよね。人体の中でも強力な筋出力を出せる部分でもあるんです。

縮みすぎ、伸びすぎ、でも本来の働きはできない

筋肉にはいくつか、どの部位でも共通の特性があって。その1つが「長さ・張力曲線」なんてよばれていたりします。

どんな内容かというと、筋肉って伸び縮みするわけですが、筋肉自体の長さに対して、縮みすぎても伸びすぎても、100%の力を発揮できなくて、中間くらいの長さで始めて本来の力が発揮できる、というもの。

例をあげるとすれば、腕相撲をしている時に、勝ちそうな時も負けそうな時も最後ちょっと力が入りにくいですよね(手首を曲げて耐えるのはNGとして)。あれはまさにこの特性によるものです。気になる方はちょっと試してみて下さい。

「ゆっくり腹式呼吸」がファイナルアンサー

さて、前置きが長くなりましたね。

では実際に、どうすればいいのか。先ほど説明した「長さ・張力曲線」の特性を応用して、横隔膜を「めーいっぱい縮めた状態」と「めーいっぱい伸ばした状態」にしていくことで、筋の動きを抑制→エラー(痙攣)をリセットする、と言う内容です。

具体的な方法としては、

①10秒かけてゆっくりと限界まで息を吸う

②そのまま5秒間息を止める

③10秒かけて息を限界まで吐ききる

、、、と言う感じ。いわゆる「腹式呼吸」をものすごくゆっくりと行う運動になります。

一セットでエラーが解消されない場合、数度繰り返すとより効果は高まります。

脳神経からの刺激もいいみたい

ちなみに、よく聞く民間療法でコップの水をへんな態勢で飲むとか、ベロを引っ張るとかっていうのもありますが、あれもあながち間違ってはいなくて、横隔膜は「迷走神経」って神経によってコントロールされているんですけど、その迷走神経って、横隔膜だけじゃなくて内蔵全体も支配していますが、耳の皮膚感覚と、喉のあたりもコントロールしているんですよ。

なので、水をいつもと違った向きで喉に入れる・ベロを引っ張って喉の奥に刺激をいれる、、、と、迷走神経を通って横隔膜へも刺激がはいって、いわゆるショック療法的に痙攣が収まるという仕組みのようです。

以前はなまるマーケットでは耳への刺激でしゃっくりが止まるという放送もされていたようで、その時紹介された方法は「両耳の穴に指を入れ、約1分間強く抑える」とのことです。これも比較的簡単に「迷走神経」へ刺激を入れることができるので良さそうです。

まとめ

ここまで長々とお付き合い頂きありがとうございました。今回はしゃっくりの話しでしたがいかがだったでしょうか?

人間の身体はすごく不思議ですが、学べば学ぶほど「よく考えられて作られているな」と感心してしまいます。ただ、その緻密さ・精密さゆえに色んなエラーや不都合が起きているのも事実で、身体のことを知らないと損をすることも多々あるんじゃないかと思います。

今後も身体の不思議と楽しさをご紹介していこうと思いますので、是非楽しみにして頂ければと思います。

それでは今日はこのへんで!明日のブログ侍、火曜日担当はひろむ(@mwwx)くん[むーろぐ]です!よろしくです!!

あずき体操中止のおしらせ

毎週月曜日に配信していた、体操ですが、僕の動画編集スキルの稚拙さと、撮影・編集の時間がとりにくいのとで、取りやめることにしました。

その分、記事自体のクオリティを出していきたいと思ってますので、よろしくお願いします!

ただ、コンテンツとしてはやってみたい気持ちがあるので、スキルアップをしながらまた復活させたいとはおもいます。

Posted from SLPRO X for iPhone.

この記事を書いた人

azucky824

1987年生まれ ゆとり第一世代。実家は千葉で代々漁師の家系。
大学で上京し、住宅営業マンを経て現在は理学療法士を目指して専門学校生。
好きなものを語る場としてこのブログを管理・運営してます。