[αź]【臨床実習】ついに最後の実習が終わりました。

Rinsyo final

ども。理学療法士目指して専門学校へ通っています、あずき (@azucky824です。

さて、やっとというか、ついにというか。ようやく、というか。

臨床実習の全日程が昨日で全て終了しました。

4年制の学校で2ヶ月の臨床実習を2回クリアするのが単位になるわけですが、僕は昨年、その2回目、つまり最後の実習で不合格となり、今年再挑戦。昨年も1つ合格しているのにもかかわらず、なぜか2回とも行かなくては単位認定されないという謎ルールのもと、学校と揉めたり、奨学金が受けられなくてバイト三昧になったり、様々な障壁はありましたが、どうにかこうにかやってこれました。

先日、レポートが終了した時点で一度振り返り的な記事を書いています。

そもそも昨年不合格になった流れも、僕としては非常に不本意であり、未だに納得がいっているわけではありませんし、理学療法士業界の闇を心に刻んだ経験となっています。

そのときの詳細もブログに書いています。ウソのようなホントの話。学生って立場の弱さは本当にやばい。

今日は、今回の実習そのものについての結果とその反省、そしてまぁ学校側との確執は非常に深刻で、もはや悪意しか感じないレベル。

それでも頑張ってきたので学校がやばすぎる学生にも是非勇気を持って欲しいと伝えたいと思います。

最後の実習の結果は?

さて、最後の実習の結果はというと、無事合格を頂きました

実習には成績がついて、うちの学校の場合は知識がどうとか、患者さんへの応対がどうとか細かい項目がA-Eの5段階で。トータルの評価としては優→良→可→不可という順の評価がつきます。

今回は優の次の「良」となりました。個人的にはやはり優で終わりたかったというのが正直なところですが、「何が足りなかったのでしょうか?」と伺った所、病院の規定で優はつけない、という謎ルールがあるそうで、まぁそれなら実質最高評価かなと。

実際、細かい評価の所はほとんどの項目でAを頂きまして、特に患者さんへの応対や説明する資料の作成などは高く評価されていたようです。

中でも嬉しかったのは、「専門職への適性およびふさわしい態度」という10項目全てがA評価だったこと。

まぁ内容としては「規則を守る」とか、最低限の人間性って感じなのですが、昨年は実習中「向いてないよ」「センス無いな」とかって何度も言われていたところではあるので、すくなくとも、僕は理学療法士として、医療職としてやっていってもいいのかなとホッとしています。

回復期と365日リハ

さて、実習の中身ですが、今回は回復期リハビリテーションというジャンル(?)の所に行かせて頂きました。

リハビリのジャンル分けというか種類には、色々な基準があるんですけど、発症や術後すぐの方に対するリハビリが「急性期」で、リハビリのメインは体調管理優先で廃用症候群(使っていないことで筋肉とか動かし方とかの能力がさがってしまうこと)の予防がメインの内容。

その次の段階が今回お世話になった「回復期」で、体調が落ち着いた状態なのでガンガン動いていきます。入院できる期間も3ヶ月〜6ヶ月と非常に長く、1日あたりのリハビリに対する時間もとても多いです。また、その特性上「365日リハビリ」といって、普通の病院は休みの土日祝日も関係なくリハビリを行う体制をとっていることも多いです。

ただ、その一方で、厚生労働省は医療費適正化の総合的な推進として、入院期間の短縮を掲げており、今後長期入院が前提の回復期リハビリがどうなるのかな?と個人的には動向を注目しています。

現状では、理学療法士が働く施設の中でもダントツで人気のあるジャンルでもあります。

その理由としては、急性期ほど命に直接かかわるようなリスクが少なく、回復期という名前のとおり、患者さんは目に見えて能力が伸びる時期に関われるので、非常にやりたいがあるというのが大きいでしょう。

たしかに、実習中の患者さんの回復はめざましく、初日に見学に入った車椅子でしか移動できなかった方が、最終日には杖もなくスタスタ歩いている姿もありましたし、担当させて頂いた患者さんも能力的には大幅に改善して退院されたので実習生としてはとても良い関わり方をさせて頂いたと思います。

ただ、どこまでがリハビリの力で、どこからが患者さん本人の回復力なのか、そのへんの検証は難しいなーと感じました。

中々数値化できない業界ではあるのですが、結果を数値化・見える化する努力はもっとしてもいいのにと思いました。

あと365日シフト制なので、中々スタッフの士気があがってないのかなと感じるシーンもあり、土日人数が足りなくてリハビリの時間や内容がおざなりになるのであれば、平日にしっかりとやってスタッフも英気を養ってもいいんじゃ?とは思ったのですが、これは病院自体の雰囲気かもしれません。

今回も学校には本当に足を引っ張られた

前回の実習で、学校は僕の敵だとハッキリと認識したので、極力関係を絶っていたのですが、まぁ学校との相性は最悪なのは変わりなく、相変わらず実習生への配慮に欠けるところだなと感じざるをえませんでした。

今回は僕の行っている実習先に、同じ学校のひとつ下の学年の子(といっても夜間部なので僕よりずっと年上)が1ヶ月の実習に来まして。

その一週間前に学校の先生と「実習地訪問」という、実習中かならずあるイベントみたいなので面接をしていたのですが、そんな後輩が来るなんて話は微塵も出なかったわけですよ。

まぁ突然来て後輩なんですって言われてもこっちだって困るって話ですし、しかもその人実習始まって4日目で突然来なくなるという謎の事件が起こります。

しかもそれがどうやら、無断で来なくなったようで実習先の先生も、「なにか知らない?」とか「せめて荷物だけはもってって欲しいんだけど」とか言われるわけですよ。

僕にも学校からとくにフォローとかないので、なにがなにだか分からない状態。せめて、「あの子は実習行かなくなって迷惑かけてごめんね」くらいの連絡は欲しいじゃないですか。ただでさえ、去年実習落ちてるのに、よく何も言わずに済ませられるなと。

実習地訪問の時も僕と会った時の開口一番のセリフが「実習先の先生若くて可愛いね。結婚してるのかな?」という意味のわからないセクハラチックな発言。

実習に対してのアドバイスもなく、なんのために来てるの?って状態。実習が終わって、単位がとりきれて、一番何が良かったっていえば例え国家試験に落ちても学校は卒業できるので、これ以上関わらなくて良いということが一番うれしい。

このブログでは何度も書いているけど、学校選びは重要。本当に。これから療法士を目指す方はくれぐれもご注意下さい

僕の一年はなんだったのか、感がすさまじい

最後の実習を終えてみて、思っていたよりずっと虚無感が凄いです。

昨年はあんなに毎日毎日苦しくて苦しくて、吐きまくって、それでも歯を食いしばって頑張っても途中で辞めさせられるくらいキツかったのに、今回の実習は無茶苦茶ゆるくて、他に来ている実習生の中には全然勉強もせず何も理論的じゃない、筋も通っていない考察でレポートを書いてきても通ってしまう。

こんなに実習地によって違うのかって。こんなんもう知識とか実力とか努力とか関係ないじゃん。運じゃん。って。

真面目にやっている自分がひどく滑稽で馬鹿みたいに見えて、本当にこの一年なんだったんだろうなって。

でもこれは実習やる前から聞いていたことではあって、学校の同級生からも、バイト先の理学療法士さんからも、実習で会った他の学校の生徒さんからも聞くことなので、やはり業界的になにか間違っている部分があるんじゃないの?っていう話なわけですよ。

これは自分がバイザーになった時にまでに自分なりに方向性とか答えを探しておきたいなと強く強く感じた所であります。

あとがき

ここまで色々書きましたが、なんにせよ、合格となって本当に良かったです。

これから2月の下旬にある国家試験までしっかり勉強して臨みたいと思います。

卒業して資格をとったらやりたいことが山ほどあるので、めっちゃ頑張ろうと思っています。ブログの更新は普通にしていく予定ではあるので、読んでくださる方は是非またのぞいてやって下さい。

それでは、あずき (@azucky824でしたー。

この記事を書いた人

azucky824

1987年生まれ ゆとり第一世代。実家は千葉で代々漁師の家系。
大学で上京し、住宅営業マンを経て現在は理学療法士を目指して専門学校生。
好きなものを語る場としてこのブログを管理・運営してます。