ども。あずき (@azucky824 )です。
僕は現在昼間は仕事をしながら専門学校に通っています。そのため、アイディアを出したり、他人にプレゼンしたりというシーンはほとんどありません。まぁ、このブログを書く時がなんとか当てはまるかなくらい。
そんな僕が今回レビューさせて頂く事になったのが、クリエイティブ・ディレクターという肩書きを持つ江上隆夫さんの著書、「降りてくる思考法」です。
今回はレビュープラスさんのご提供により読ませて頂きました!
どんな本だった?
まず、ざっくりとした感想をお話すると、この本は、アイディアを発想するプロセス・スキルから、出てきたアイディアをどのように他との差別化をするか、育てるかという内容が書いてあります。
僕自身も類似した、アイディアについての本は何冊か読んだことがありますが、こちらの凄いなーと感じたところは、具体的な項目を今までの成功した方々の例を挙げて紹介していることです。その一つ一つの思考法がとてもわかりやすい。ごちゃごちゃしていない。
そのシンプルでわかりやすい内容を、本自体のデザインでも貫いています。字の大きさもちょうどよく、途中の挿絵や写真なども文章に合わせた位置にあるため前後のページ移動が邪魔されません。
「具体的な質問をする」
この本で全体を通じて何度も出てくるワードに「具体的な質問を自分に問いかける」というものがあります。
本の冒頭部分で、脳の働きについても説明がありますが、例えば「部屋の中で赤色を見つけてください」と頭に思い浮かべただけで視界の中で赤色が目につくようになります。脳は投げかけられた命令に対して、「やろう!」と思わなくても、自動的に動き始めるのだそうです。
これを上手く使って、「具体的な質問」を自分自身に問いかけることによって、ふっと頭に何かが降りてくるような思考法ができるというのがコンセプトです。
その方法として、本書では9ジャンル48個に及ぶ質問・思考法が紹介されています。
ネタバレになってしまうのでここでは、9つのジャンルだけご紹介しましょう。
- 変える
- 無くす
- くっつける
- 盗む
- ~だとすると
- 見えるようにする
- 調べる
- 捨てる
- ちょっとだけ」をちょっとだけ
こんな感じ。ここから細分化して、例えば「変える」であれば名前・場所・形など、かなり具体的な項目まで挙げています。
どれもこれも、様々な例を挙げて解説してくれているので、面白く読むことが出来ました。
こんな人におすすめ!
僕がこの本を薦めるとしたら、やはり普段からアイディア出しが求められる、開発とか企画とか、そういった仕事をされる方かなーと思います。
もちろん、ブログのように自己表現やブランディングをされる方にとっても使えるネタはたくさん詰まっていると思います。
本の使い方としては「一回読んで終わり」じゃなくて、何かに詰まった時に開く、ツールとして使ってみると良いんじゃないかなと思いますよ。
気になったら是非読んでみてください!それではあずき (@azucky824 )でしたー。