ども。理学療法士養成校に通っているあずき (@azucky824 )です。
突然ですが、皆さんにお願いがあってブログ記事を書いています。
実は授業で簡易的ながら「階段についての研究」をすることになり、身近な疑問を元に実験をしていく内容となっています。
そこで、僕は「階段の上り・下りはどっちがキツイのか」というのをテーマにしていこうと考えていて、その発表に使う「世間はどっちがキツイと思っているのか・感じているのか」をアンケート取りたいのです。
というわけで、今回はTwitterのアンケート機能を利用し、皆さんにご協力をお願いしたいと思います。可能であれば100人以上の方に回答して頂ければ助かります。
階段の上りと下り、どっちの方が大変だと思いますか?
— あずき (@azucky824) 2016年10月13日
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さて、ここからは実験の内容をちょっと書いていきたいと思います。
階段の上りと下り
階段の上りと下り、どっちが大変かというのは結構人によって意見が分かれるのかなと思います。
これについては色々な研究がなされていますが、高齢者は下がる方が圧倒的に難しいのだそうです。というのも、下りの時には「遠心性収縮」という収縮の仕方が必要ということが言われています。
この遠心性収縮というのは、すごく簡単な言葉を使うと「筋肉が縮みながら伸ばされる」という状態で、よく、スピードをコントロールする時に使われます。一般的には、筋トレの時「ゆっくり戻して」と言われることも多いと思いますが、その戻す時に起きていると言われています。
このため、筋肉的に見れば下りの方がダメージが大きいのかな、という印象があります。
ただ、これがある程度筋力のある健康な人だとどうなのかな?というのが今回の研究テーマとなります。
研究方法
とにかく上り下りやってみます
内容としては、とにかく高さのあるビルを上り下りしてみようと思っています。今のところ予定している建物は50階建てす。
上り・下りそれぞれ、どのように身体の状態が変化するのかを見て、数値としてのデータと、数値にならない質的なデータ(この辺が痛い!とか)を記録していく予定です。
このため、例えば10階までだと上りの方がきつくて、長い時間・階数だと下りのほうがきつくなる、、、、なんてことも検出できるかなと思っています。
もちろん、実験の被検者は僕一人なので論文みたいな正確で万人に当てはまる、みたいな法則をだすことは出来ませんが、しっかり測ってみたらこうでした、みたいな話は出来るかと思います。
「きつさ」をどう測るか
さて、この研究の核となるのは「きつさ」をどう数値化するかという点です。
理学療法において、体力を測定したり、トレーニングで疲労したかどうかを測る指標として「Borg指数」というものが存在するので1つはそちらを使おうと思います。
これは、被検者の感じた状態を、どの言葉に当てはまるかという指標で6〜20までの15段階に分けて記録することができます。
もう一つの指標として、以下のハートレートモニターを使用して心拍数をモニタリングしようと考えています。心拍数は年齢から算出する最大心拍数というものがあり、それにどの程度近いかによって、きつさの指標にすることができます。
このBorg指数と心拍数には相関があると言われており、自覚的な(本人が感じている)きつさと、身体的なきつさが一致しているのかどうかがわかるため、精神的にきついのかどうかも考察できるかなと。
また、翌日以降にどのように身体に変化があったのか(筋肉痛など)も捕捉で記録し、筋肉へのダメージも加味して考察したいと思います。
結果についてはブログでも書きます
もし時間があれば、同じ内容を他の人にもやってもらって測定したり、松葉杖を使用した状態で上り下りをして健常の人とどのくらいきついのかを数値でだしてみたり、色々とやりたいことがあります。
ただ、実験時間は限られるので、ある程度まとまるところまでという形になるかと思います。
この実験の結果については、授業内でプレゼン資料を使ってスライド発表をする予定です。学校側で問題がないように加工できるようであれば、そのままブログでも公開したいと思いますが、難しいようであれば、ブログ記事として文字と数字で記事を書いていきたいと思います(実験中の写真は公開が難しいかもしれません)。
発表日が来週末になるので、月末には結果をまとめた記事を皆様にお届けできるかと思います。ご協力いただけると非常に助かりますのでよろしくお願い致します。