[αź]【あずき、人生を語る】弓道用語の「羽分け(はわけ)一人前」は人生哲学だと思う。

Hawake

どうも。昼はトレーナー、夜は理学療法の専門学校へかよっている、あずき (@azucky824です。

僕は高校から大学まで、トータルで7年間「弓道」という競技をしていました。青春時代をつぎ込んだ弓道、そこから学んだものははかりしれないなぁと最近よく思います。

一つ一つの動作へのこだわりとか、美意識とか、結果を出すためにどうするかってことも全て、やってきたことは今現在に活きているなと。

そんな僕ですが、弓道用語の中でも「羽分け一人前」という言葉の深さを今日はかたっていこうと思います。

羽分け一人前(はわけいちにんまえ)

まずはこの用語の意味ですね。これは自分の引いた数に対して、あたった数が半分のことを示す言葉です。

基本的に試合では4本引くことが出来るのですが、そのうち半分あたれば「一人前」だよって言葉なんです。

半分あたりゃいいんだって素人だった僕は、「そんなのちょろいじゃん!」って思っていました。

半分成功させるって実は大変なこと

弓道って確率でどうのって話じゃなくて、練習して、矢飛んで行く方向を絞れるように少しずつ全身を調節していきます。

うまくなればなるほど、身体の細かい調節が出来るようになって来ます。「動かせられる」ということは「動いてしまう」とも言えるわけで、力の入れ具合とか、抜き方とか、そのあたりにものすごく神経をすり減らします。

その中で、半分成功するということは2回に1回はドンピシャで身体のコントロールが出来ないといけないということです。

そこには、練習量での経験も必要だし、自分の頭で分析して導き出す理論というか信念も必要だったりします。そういったものを、ようやく手に出来るあたりが「羽分け」と呼ばれる的中率50%の場所なんだと思います。

これは弓道にかぎらなくて。どんなことでも、仕事だって、2回やって1回成功するなら賭けてみる価値は十分にあるかなって思うんですよ。僕の経験上、人生で1回しかチャンスがないことって少ないんじゃないかな−って思います。1回失敗しても必ずどんな形であれ、またチャンスがくる。その時に成功させられるんなら一人前だって言えると思うんです。

勝負は「一人前」になってからが始まりだ

弓道の試合は上に行けば、当然ながら50%じゃ話になりません。全国クラスになると9割台での戦いなんてザラにあるわけで。10回のうち1回しか失敗しないって尋常じゃないわけですよ。

「ただの」一人前じゃあトップにはなれないけれど、一人前にならないと勝負すら出来ないんだと思うんです。2回に1回成功するなら8回に4回は成功するわけで、その4回が先に出せれば4本だと的中率100%だってありえるんですよね。

「戦える状況」は「勝つ見込みを見出している」状態でもあって。「羽分け」なら戦えるんじゃないかと思うんです。

【まとめ】半分成功すれば一人前。恐れずにとにかくやってみよう

弓道に限らず。なにごともあまり気を入れ込みすぎないで、ゆるーく、でも着実に一歩を踏み出せたら、きっと自分の周りの景色は変わるんじゃないかなーと最近は凄く思います。

その一歩の形や方向は色々とあっていいと思うんだけどせっかくなら、びびりながら、じゃなくて力強く踏みしめたいなーと切実に感じる今日このごろでした。

それでは今日はこのへんで!あずき (@azucky824でしたー。

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この記事を書いた人

azucky824

1987年生まれ ゆとり第一世代。実家は千葉で代々漁師の家系。
大学で上京し、住宅営業マンを経て現在は理学療法士を目指して専門学校生。
好きなものを語る場としてこのブログを管理・運営してます。