[αź]新人理学療法士日誌 「3週間編」

ども。この春から理学療法士として病院で働いています、あずき (@azucky824です。

せっかく理学療法士として働き始めたので、今後学生さんが働いた後のイメージがつきやすいように、参考になるといいな。

…というくらいの気持ちで僕の成長っぷりを綴っていきたいと思い立ち、PCの前に座ってこれをかいています。

4月からの勤務先だったので、まだ3週間ですが、合格が分かってからの手続き関連がわりとバタバタしていたのでまとめてみます。

どんなところに就職したの?

整形外科のクリニック (スポーツリハビリも)

まず大前提として、僕が就職したところの話をしたいと思います。

ざっくばらんに説明すれば整形外科のクリニックです。

整形外科なので、主な疾患としては骨折や捻挫といったものが多いですし、クリニックなので入院中設備がなく、外来の患者さんを見ていく、という形になりますね。

あと特色としては、近隣の高校・大学の部活動へのメディカルサポートもやっています。

理学療法士はこういった、病院の形態によって仕事の内容も給料も全然違います。

クリニックの場合は定時が遅く、比較的給料が高い傾向にありますが、地域差やグループ病院かどうかでも結構違うのであまり参考にはならないかもしれません。

僕は、社会人からの就職なので、年齢も新卒の子よりいってるため、ある程度の給料があることと、元々自分の家族・友人・知人に何かあったときに何らかの形で手を差し伸べられるスキルが欲しかったのがこの業界に入った理由でもあるので、脳神経系よりは整形外科かなと。

あとは、実習を何度も行ったなかで、理不尽に落とされたところが総合病院で、論文すらまともに読まないような方々だったので、きちんとスキルの高い人がいるところにしようと決めていた、という理由もあります。

同期は数人

就職先は規模が小さく、グループでもないので同期は中途の人が多く、年齢層もまちまち。

同じ理学療法士としては新卒の子が一人という感じ。

規模の小さいところは新卒採用を積極的にやっていないところも多く、新人を研修するプランがあいまいなところもあります。

僕の場合は幸いにも研修プログラムは出来ているようで、ひとまずはそれにのっとって進めていくようです。

また、その一方で、規模の小さいところは患者さんに早期から触れられるというメリットも大きいです。

後述しますが合格したものの、免許がくるのはまだ先なので、あくまで先輩理学療法士の補助というかたちではありますが、実習以上に評価と治療に携われる時間は長く、責任を感じながらも充実しています。

手続き関連

理学療法士の手続き関連を簡単にまとめてみます。

免許申請

合格発表の後、合格通知が届くんですが、それとは別に「免許申請」が必要になります。

これが微妙に煩雑で、書式もわかりにくいし、合格したあと免許いらないって人なんていないでしょうに、ここでもう一度受験者の手を入れる意味が理解できません。まぁ、文句は言えばキリがありませんが…。

まぁとにかく、これをやらなければ免許は届かないので、とにかく所定の書式に記入し、病院で診断書を書いてもらい、仮免の申請ハガキも書いて、そのうえで収入印紙を張りつけて住んでいるところの保健所に持ち込みで申請しなければなりません。

仮免が届くのが早くて1ヶ月前後。申請が遅ければ遅いほど後にずれ込みます。

ちゃんとした免許は5月末あたりに来るようで、自治体にもよるみたいですが、僕の住んでいるところは郵送では送ってもらえず、直接保健所にまた取りに行かねばなりません。 (一応、委任状を書けば本人以外でも受け取りは可能のようです)

そんなわけで、僕はまだ無免許状態であり、すくなくとも仮免が届くまでは、どんなに簡単な捻挫の患者さんであろうとメインでみることはできません。

早く届かないかな…。

理学療法士協会への入会

もうひとつ、任意ではありますが登録するべきものが「理学療法士協会」です。

年会費が45000円と、まぁまぁな値段しますが、治療中の事故などに適用できる保険がついてますし、協会主導で「新人教育プログラム (略して新プロ)」も受講することができます。

また、受講した科目によって「認定理学療法士」という、「こういう分野に特化した理学療法士ですよ」っていう称号的なものがとれたりします。

任意なのもあり、「認定」をもっていることがメリットにならないこともあるでしょうが、自分の勉強やキャリアプランを考える上では、指標の一つにはなってくれそうです。

そんなわけで、僕もひとまずは入会しまして、この1年で新プロを軸に勉強してみようと思っています。

ちなみに、申請方法はネットから出来て、仮登録にも数日〜数週間待ちとのことなので、なんだかんだと時間がかかりますので注意です。

新人研修について

新人研修として、どのように勉強を進めているかという話も少ししたいと思います。

実習に逆戻りで考え方を学ぶ

僕の就職先では、まずはまるで実習に戻ったように、先輩理学療法士についてまわって、その患者さんをどう評価し、どう治療してるのかっていう、考え方の骨子を学んでいます。

そこでわからなかったものについては、関節の特性なり疾患まとめなりで、パワポでスライド化して「誰かに説明できる状態」でアウトプットしていきます。

これは患者さんに説明できるようにっていうのと、自分でも繰り返し見返すことが出来るように、という意味だということです。

正確な触診

手技的な分野でいえば、骨や筋肉・靭帯といった組織を明確に、正確に触り分けられるようにひたすら練習します。

評価や検査の段階で、部位を特定出来れば治療プログラムを考えるのがとても早くなりますからね。

おわりに

ざっくばらんにまとめてみましたが、まだまだ駆け出しで、わからないことも知らないこともたくさんあります。

その辺を、知ったかぶりをせず、文献や医学的な根拠をひとつひとつ調べながらやっていこうと思っています。

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この記事を書いた人

azucky824

1987年生まれ ゆとり第一世代。実家は千葉で代々漁師の家系。
大学で上京し、住宅営業マンを経て現在は理学療法士を目指して専門学校生。
好きなものを語る場としてこのブログを管理・運営してます。