どうも。あずき (@azucky824 )です。
理学療法士の養成校にかよって4年目。最終学年の今年は実習があります。今日は実習でやっぱりそうだよね。って思った事を書いていきます。
なるべく考えることを少なくしたい
以前から、実習にまつわる記事を書く時に自分へ言い聞かせるように何度も何度も書いていますが、僕は「考える」要素をなるべく少なくしたいんですよ。
適当にやりたいってわけじゃなくて、考えなくてもいいところにかける労力を極限まで減らしていって、本当に考えるべきことに集中できる環境づくりをしていきたいと思って、今回の実習は臨んできたわけです。
質的データと量的データ
僕の勉強している理学療法というのは、人間の身体をあらゆる面から捉える「評価・測定」というのが非常に重要になってきます。
その人の状態を正確に把握することで、ベストな治療を選択する助けにすることができるからです。
その評価のなかで、出てくるのがデータです。データっていうのは質的なものと量的なものとに分かれてます。たとえば、「歩行」を見るとしましょう。
「歩き方(どこでふらつく?とか)」は「質的なデータ」であり、「どのくらいの速度で歩ける?」「どのくらいの距離を歩ける?」って言うのは「量的なデータ」になるわけです。
ここで大事なのは、理学療法を進めていくうえではどっちも重要だということです。また、ちょっと考えればわかると思いますが、圧倒的に質的なデータの方が測定するのも、その結果の良し悪しを判断するのも難しい、ということ。
量的データは解釈が決まっている
量的データに関して言えば、もうその解釈が決まっているものがほとんどです。例えば、歩くスピードに関しては横断歩道が渡れないくらい遅ければ歩いての外出は厳しいと判断できますよね。肩の上がる角度が足らなければ頭洗えないってすぐわかりますよね。
こんな風に、量的なデータは間に「考察」を入れずに判断できるんです。そのため僕はここに時間を割く必要がないよう、準備をしておきました。基本的にはExcelで数値を入れれば、それがどんな解釈ができるかを自動ではじき出すようなシートを作ります。それを考えうる色んな検査について地道に作ってきました。
質的データの解釈に時間と頭のリソースをさきたいんだ
この量的データに時間を取られない分、難しい質的なデータについて考察する時間がしっかりと取れました。
はじめて実習に行ってからずっと思っていたんですけど、質的データをみれるようになるにはやはり経験が必要で。実習生でそれができるかどうかっていうのはセンスに頼らざるを得ない状況になっちゃうと思うんですよ。
まずは、正確に。かつしっかりと評価できるものを確実にできるようにしておくのが一番なんじゃないかなって。
だからこそ。確実な量的データの解釈があって、その情報を元に考えることができる。しかも時間をたっぷり取れる。この環境を作れるってことが実習では重要なんじゃないかって思うんです。
あとがき
今回の実習指導者の先生が理系だったこともあり、ここで述べた考え方は強い共感を頂きました。データをしっかりと使えるようになること。時間をどこに使うかってことをしっかりと整理することで、実習の充実度が随分変わってきます。
学生のうちにしか考えられないこともたくさんあると思うので、しっかり勉強していこうと思います。