ども。駆け出し理学療法士のあずき (@azucky824 )です。
早いもので、理学療法士として勤務してから3カ月ほどたちました。分からないことは日々増えてててんやわんやですが、それなりのやりがいは感じています。
今日はひとまず今の時点での出来事や感じてることをまとめてみようと思います。
ついに免許が届きました。
ずいぶん長くかかりましたが、ようやく免許が届きました。
試験→合格発表まで1カ月、そこから3カ月かかってるので、こんなん時間かかりすぎだろと。しかもこれ、免許「証」じゃなくって、免許「状」なのでB4サイズのいわゆる賞状。
写真もなければ、携帯できるものでもなくて、こんな紙ペラ1枚にどんだけ手間と時間をかけてるのか、よくわかりません。
あ、ちなみに免許の申請は、住んでるところの保健所でするんですが、基本的にはそこまで取りに行かなくてはなりません。僕の同期の子は保健所から家まで送付してくれたそうですが、これは自治体による部分が大きいのでしょうか。
初めての学会にいってきました。
僕は勤め先が東京都なので、都の理学療法士協会に所属事務所する形になってます。
今年中に終わらせようと思っている、協会の新人プログラムは学会とか講演会とかに出ると、単位がもらえる仕組みで、他県開催のものにでても良いのですが、所属先の方角参加費用が安いので、丁度新宿で行われた学会に参加してみました。
学会はフォーマルで!
まず、学会はフォーマルな格好のほうがベターなようで、僕も先輩からの助言を元にスーツで参加しました。
強制ってわけではないようですが、パッと見た感じでは7割がスーツで、2割くらいがキレイめカジュアル。残りが普通のカジュアルな服って感じでした。
学会ではいろいろな人に集まるので、実習でお世話になった先生や、学校の同級生にも複数遭遇しました。
たしかに、これ自分がキャリアを積んでいって、挨拶する人がたくさんいたらスーツのほうが無難だなと感じました。
スライドの作り方は色々残念
色々な人の発表を聞いてきて、学生の国家試験レベルではない、各分野の詳細な、かつ新しい内容を聞いてみると、まだまだわかってないことがたくさんあるんだなーと、非常に面白いなと思いました。
ただ、その一方で、内容はとても面白いのに、スライドの画像の縦横比がおかしかったり、文字がカラフルすぎたり、使ってる写真が肖像権とか著作権とかをまるごと無視してたりとなかなか刺激的…
せっかく作ったスライドが、一般公開できないのはこのへんの理由が大きいからだろうなーと思い知りました。
リテラシーの低さに絶望感を禁じ得ません。
新人プログラムは運営がグズグズ
で、今回の学会では5つほど新人プログラムに含まれる講演があったのですが、出席管理を会員カードを電子処理することでとっていました。
今回は開始の時だけだったものの、それが凄く時間がかかってて、各講演の間が10分あったのですが、その処理をしようと並んでいるだけで20分かかるという残念さ。
勉強させる気があるのかないのかよくわからない状態でした。驚くのは別にコレが始めての開催じゃないということ。
改善されないのか、前はもっと酷かったのか…よぬわかりませんが、新人プログラムを受ける意味を是非見直して頂きたい。
複雑なケース以外は一通り担当しています。
さて、実際の治療についてですが、複雑な疾患でない、一般的なものについてはもう一通り担当しています。
一般的なものとはいえ、症状はみんな同じ訳ではなく、そういった症状が何故起きているのかを、解剖学者・運動学をもとに分析します。
どの疾患も基本的には原因をつきとめて、治療していくわけで、筋肉ならストレッチやマッサージで硬さを落として、弱いところは筋トレをする、っていう単純な方法をとるのが現時点では多いです。
他に、動作を見たり、筋肉の連結や運動連鎖をひもときながら、時には痛い部位以外にも介入します。
治療手技そのものは経験を経ても大きく変わりはしませんが、このあたりの「情報収集→原因を見つける」のスピードが先輩方は圧倒的に早いなと日々感じています。
もちろん、ストレッチや自主トレの指導する引き出しも少ないので、その姿勢がとれないとなると悩んだりもします。
まだまだ勉強がたりないなと思い知らされる毎日です。
短時間でいかに効果を出すか、が課題
僕が務めているのは入院施設のない、いわゆるクリニックです。
まず、来る人数が多いので、入院患者さんと違って、ひとりひとりにたくさんの時間はかけられませんし、日常生活はおくれているので、気に入らなければ他の所に行くことも出来る人が患者さんとなります。
なので、短時間で、いかに満足感のある治療を提供するか。っていう視点が必要になります。
傾聴の姿勢もそうだし、丁寧な説明もそうだし、前述したけれどピンポイントで効果の高い治療をするのもそうだし。
僕は元々ビジネスマンだったのもありますが、医療職になってからもその辺は忘れないでいたいと思っています。
「先生」じゃないとできないこともある。
理学療法士は新卒でも患者さんから「先生」と呼ばれます。
実習で会う先輩理学療法士には、滅茶苦茶な人も多いんですが、そうやって呼ばれるから調子に乗っちゃうんじゃないかと考えたこともあるし、それ自体は間違ってないんじゃないかと今も思っています。
でも一方で、「営業マン×患者さん」っていう図式では出来ないことができるかもなと最近は思うんです。
というのも、ある程度尊敬 (人によっては崇拝)されないと伝わらないことってあると思うんですよ。
例えば自宅でのトレーニングを伝えたときに「先生がいうならやってこようかな」ってなれば絶対に患者さんにはプラスになるわけだし、それが立場的に下の人から言われてやるより手っ取り早いかなと。
でも、それが自分が偉いと勘違いしちゃうとよくないし、相手を乱雑に扱っていい訳じゃない。そこはしっかりと肝に銘じて行こうと思うんです。
まとめ
さて、そんなわけで3か月があっというまに過ぎてしまいました。
勉強は色々と追いついていないし、ブログもぜんぜん書けてないし、そんな日々はいつ慣れるのかもわかりません。
でも一つだけいえるのは、理学療法士は現時点でなる価値のある楽しい仕事だということは、全国の実習に苦しんでいる学生につよくつよく伝えたい。
少なくとも僕はそうあり続けたいと思うのです。
それでは、今日はこの辺で。
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