[αź]【実験】階段の昇りと降り、どっちがキツイか高層ビルで試してみた!

Kaidan おはようございます。理学療法士の卵、あずき (@azucky824です。

さて、突然ですが皆さん、普段から階段って使ってますか?

日常生活での階段は結構いい運動になると思うのですが、ことけが人や障害を持つ人の場合はかなりハードルの高いものになります。

ところで、階段は昇りと降り、どっちがキツイんだろう?って考えたことはありませんか?

というか、実は昨年実習の前に下記記事を書いたんですよね。



そこでとらせて頂いたアンケートはこんな感じ。


どうやら昇りの方がキツイと感じている方が多いようです。

当時に協力してくださった方には非常に不義理だったのですが、実習でえらいことになってすっかりお蔵入りになってしまいまして、改めてちゃんと書いてみることにしました。


環境設定

さて、場所の選定ですが、とりあえず1階や2階じゃあ意味なさそうなので、せっかくならと50階建ての某高層ビルで実験を行うことにしました。

ただ、2−5階には中2階みたいなフロアがあるので1段ずつの高さが一定ではなく、正確な計測が難しいと判断し、10〜50階までの40フロア分の移動を計測範囲としました。

今回使った階段は高さ15cm・奥行き15cmのわりとオーソドックスなもの。途中踊り場もあるので24歩で1フロアあがるような形でした。

また、数値を測定するタイミングとしては5フロアごとに下記「疲れを表す指標」を測定します。

疲れ、の数値化

今回の実験に肝となるのは、「疲れをどうやって客観的に評価・表現するか?」というところ。

これは普段のリハビリでも、トレーニングの負荷量を設定するのに重要な要素です。

というわけで今回は以下の項目で疲れを数値化することにしました。

  • Borg指数
  • 心拍数

病院で患者さんの疲れをみる時はこれに加えて血圧をとることが多いのですが、今回はわざわざ止まらないと測れない血圧は、本実験のように連続した運動の疲れをみるのには不適当と考えはずしています。

それではこれらがどんな項目なのか、どういうふうに測定するのかを説明します。

Borg指数

「ボルグ指数」と読みますが、これは「主観的運動強度」というもので、単純に、自分の疲れを自分で数字に表すというもの。

このBorg指数は原典と修正版があって、修正版だと0~10に0.5を加えた12段階で表されるので数字としてはわかりやすいんですけど、原典のほうは6〜20で表されるもので、ぶっちゃけ分かりにくいんですが、その数値を10倍すると心拍数とほぼ一致する、というメリットがあります。

今回は心拍数もとっていくので、精神的な疲れがあるかどうか(あるなら実際の心拍数とBorg指数が解離するはず)も分かるので、より正確な肉体的な疲労がとれるかと思います。

心拍数

さて、心拍数についてですが、脈拍とかを自分で測るのは大変ですし、動きも止めたくはなかったので、下記心拍系モニターを着用することにしました。


昇り編

さて、まずは昇りから検証していきます。先に実験記録からみてもらいましょう。

PowerPoint スライド ショー 鈴木淳 pptx
当時は腰痛があった時期だったので途中から痛みがでていますが、Borg指数と心拍数はほぼ相関していますね。精神的な影響はなさそうです。

40フロア分上がるまでに11分かかり、脈拍は最大で169まで、Borg指数は17まで上がっています。

数値上の疲労はかなり強いといえるでしょう。

いや、うん。実際ね。絶対に二度とやりたくないくらい辛かったです(汗)

降り編

PowerPoint スライド ショー 鈴木淳 pptx
降りに関しては比較してみると、昇りより早く終わりましたね。7分半程度で40フロア分下がれました。

脈拍は119回、Borg指数は13まで上がっています。若干心拍数とBorg指数に差はありますが、備考に書いたように、筋肉の疲労所見がわりと初期から出ていました。

結論

さて、実際にどっちがきつかったのかというと、数値的に言えば「昇りのほうがキツイ」と言えそうです。

実際に、昇りに関してはもう二度とやりたくない、と思いましたし、階段が永遠につづくのではないかという恐怖感は結構やばかったです。


ただ、僕は健常者ですし、足の筋肉もそこそこありますので、降りがきつくなかっただけで、もっと筋力低下がある人にとっては降りの方がキツイっていうのもありそうです。


反省

今回の反省点として、筋肉の疲労については精査できなかったんですよね。下りのきつさについての客観的な指標がとれていないというのは実験としては痛いですね。

また、被験者が僕だけなので個人差がどの程度でるのかっていうのも不確定です。

実習・国試が終わって働き始めたら、どこかで時間を作ってもう一度しっかりと検証したい案件だなーと思います。その時はまた記事に書きますね。


それでは今日はこのへんで!あずき (@azucky824でしたー。

 

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