[αź]1回目の臨床実習がようやく終わったから、感想をまとめてみるよ。

どうも。理学療法士の養成校へ通っています、あずき (@azucky824です。最終学年にある2ヶ月の実習、2回あるうちの初回がようやく終わったので、細かいことはあとで書くとして、まずは感じたことをまとめてみようと思います。よろしければお付き合いください。

思っていたよりずっと楽しかった!

まず、最初に言いたいのは、「辛い」「キツイ」とよく聞いていた長期の実習ですが、今回は病院や指導者の先生、患者さんに恵まれたおかげて非常に楽しくすごくことが出来ました。

家から遠方だったため2ヶ月間マンスリーレオパレスを借りての一人暮らしになりましたが、そういった環境の変化も含めて、刺激的な日々でした。

初めての治療に心が踊った

この実習の大きな課題の1つに、「治療をする」というものがあります。これまでの実習は患者さんの話を聞いて、身体の機能・能力をデータとして測定・評価して「どこを治すべきか」「どこが問題なのか」「今後どう進行していくのか」っていう内容をまとめるところまででした。

今回はその評価の上で、じゃあ「どこを」「どういうふうに」「どういう根拠で」治療していくのかっていうことを考えていく実習になってるんです。

僕の通っている学校では、治療の授業はほとんどなく、トータルで3時間くらいしか時間を割いてくれません。まぁこのあたりは疾患によっても、状態によっても違ってくるので、自分で文献を調べて実践するしかない、というのもありますがね。

そんなわけで、知識と技術に不安を覚えながらも、一生懸命文献を調べ、ストレッチはどの筋を何秒するのか?毎回するのか、週に一回でいいのか、筋トレの回数頻度、道具の選択などなど…本当に体力的には削られる期間でしたが、結果として回復に向かうことができたので、本当にやりがいのある仕事だと再認識することができました。

ストレス発散法をたくさん用意しとくべきだと思った

楽しくやっていましたが、やはりなんだかんだとストレスは溜まるもので。休日はレポート課題をこなしながらも気分転換をする必要があると感じました。

今回はラーメンを食べに行くことがメインでしたが、散歩したり、読書したり、ブログ書くことも結構僕は発散になりましたよ。こういう選択肢をたくさん持っていることも重要だなーと感じました。

ラーメン行ったことは記事にもしてますが、まだまだ沢山行きましたので少しずつ書いていきたいと思います。↓↓

事務的にこなすこと、考えることをしっかり分ける

いくつか、他の記事でも書きましたが、実習にくるにあたって、僕は「考える事」を極力少なくするように準備してきました。

っていうのも、患者さんの能力を評価するにあたって、そのデータがどんな意味を持つのかっていうのは、結構深い話になっちゃうんですよね。極力シンプルに考えられるような準備が必要だと思うんです。

例えば、肩が上がらないってなったときに、まずはその角度を測るわけなんですけど、じゃあ何度あがるとどんな行動ができるの?ってところまでは「考える要素」ではないと思うんです。あくまでデータの事務的な処理として、何度までしかあがらないと出来ないこと、を列挙するべきで。

本来考えなければいけないのは、じゃあその行動ができないことで患者さん自身がどんなふうに困るのかってことなんですよね。

肩が上がらなければ頭洗えないのはこまるけれど、棚にある物に届かないとして、じゃあ低いところにおければもうそれで問題はないわけで。本当に困る部分と、環境を変えることで済む部分と、限られた時間のなかで優先度をつけられれば、治療には本当に役に立ちます。

特に実習中は眠れない、とよくいわれるので時間の使い方をしっかりと整理する必要があるなと強く感じました。

無力、ではないけど「助力どまり」なんだなぁ

今回の実習を通じて、自分の計画した治療の効果は想定していた以上に現れて、患者さんも喜んでくれたんですが、実習だからといつもより頻度多く来てくれたし、家の中でも僕が伝えたトレーニングをかかさず続けてくれたし、そういう患者自身の努力が一番の治療なんだなと感じました。

僕は、まだまだだとは思うけれど、知識もつけたしスキルもつけた。もう無力ってわけじゃあないんですけど、でもやっぱり最後は本人の気持ちとか努力に左右されれるわけで、「助力どまり」なのは否めないですね。

でもその小さい助力が、患者さん自信を変える力を持っていて、痛みが少し引いただけでもすごく心が救われるんだ、と担当した患者さんは教えてくれました。

僕はスキルが欲しい、知識も欲しい。でもやっぱり最後は、誰かの「頑張り」を「努力」を、報われるように出来る理学療法士になりたいなと。心から思いました。

本当に勉強になった2ヶ月でした。

振り返れば、色んなことがありました。楽しかったと断言できるけれど、やっぱり辛いときもキツイ時もありました。それでも僕は、人間が好きだなと思うんです。

色んな患者さんがいたけれど、それぞれがそれぞれに楽しい人生を送ってて、幸せをもってて、それを垣間見たり、支える手伝いが出来たことを、本当に嬉しく思います。

また冬には二ヶ月の実習がもう一回ありますが、次はもっと出来るようになって臨みたい、しっかりと勉強をしていきたいと思います。

それでは、あずき (@azucky824でしたー。

この記事を書いた人

azucky824

1987年生まれ ゆとり第一世代。実家は千葉で代々漁師の家系。
大学で上京し、住宅営業マンを経て現在は理学療法士を目指して専門学校生。
好きなものを語る場としてこのブログを管理・運営してます。