どうも。理学療法士の養成校に通っています、あずき (@azucky824 )です。
毎週月曜日にお送りするカラダハック記事。3月中は「数字で見る健康」と題して身近な健康にまつわる数字の意味と、正しい測り方を中心にご紹介しています。
これまで二週分、2つの記事を書いてきましたが、今回は測ったことのない人はいないであろう「体重」についてお話をしていきます。
今までなにげなく測っていた「体重」、ここでもう一度見なおしてみませんか?
体重ってなに?
さて、そもそも「体重」ってどういう定義なんでしょうか。Wikipediaからひっぱてきましょう。
体重(たいじゅう)は、動物の個体の質量である
なんともシンプルな定義です。
BMIって?
それじゃあ、体重と一緒に考えることの多い「BMI」とはどんなものなんでしょうか。
BMIっていうのは「Body Math Index」の略で、日本語では「体格指数」と言われています。これは肥満度を表す指数であり、身長と体重だけで計算できるので非常に便利です。
乳幼児に使うための「カウプ指数」ってものもあるので、全年齢で使えるんです。
BMIの計算方法は【体重(kg)÷(身長(m)×身長(m)】で計算出来ます。これで出た計算結果から肥満度を判定します。
肥満度は以下の表のようになっています。
18.5未満 | 低体重(痩せ型) |
---|---|
18.5~25未満 | 普通体重 |
25~30未満 | 肥満(1度) |
30~35未満 | 肥満(2度) |
35~40未満 | 肥満(3度) |
40以上 | 肥満(4度) |
標準体重ってあるよね?
よく聞くワードで「標準体重」ってありますよね。
慶応大学保健管理センターの研究論文(標準体重法による肥満の判定)を読むと、標準体重の判定法って色々あるみたいですけど、一番使いやすそうなのは「Brocaの柱変法」ってもので、【身長(cm)-100】×0.9という計算式で算出出来ます。
僕の場合身長164cmなので標準体重は57.6kgとなります。現在の体重はそこよりはるかにオーバーしてますが…(汗)ま、まぁこれは元データが身長しかないので、筋肉量とか色々と足りないですから…ね(汗)
正しい測り方
これに関してはいくら調べても体重計にのる、以外の方法はありませんでした。
しかしながら昔と比べて体重計の進化はすごく進んでて、体重計というよりも体組成計なんて名称のほうが多いかもしれません。
△オムロンは体組成計ではものすごく有名ですよね。
△最近ではこういったスマホと連動するタイプの体重計もありますよね。てかこれ超欲しい。
△ちょっと安いものもありますから、体重管理に挑戦するには良いかもしれませんよ。
いつ測ればいいの?
さて、あとは測るタイミングですが、検索するとNaverまとめがシンプルにまとまっていました。
毎日変化する体重!体重はいつ測るのが正しいの? – NAVER まとめ
タイミングとしては起床直後と就寝直前がいいとされています。
起床直後は体重変化を引き起こすもの(食事や排便)からの影響が少ないために、正確な体重を測定することができます。就寝直前に関してはダイエットしていないなら別にいいんじゃないかなと思います。
アスリートレベルまでいくと、1食ごとに体重を測って、食べた量を管理している方もいらっしゃいます。特に体重管理が必要な格闘技とかが顕著と聞いています。一般的なレベルではそこまでやらなくてもいいかなと。
医療現場での体重
医療現場において、体重は栄養状態を推測する重要な数値です。とくに理学療法士は医者じゃないので、血液検査等をすることができないので、体重からどこまでの運動をさせるべきかを考えます。
栄養状態が悪く、身体が痩せると、当然筋肉量も減っているし、さらに栄養不足がすすむと骨も分解が進み骨粗鬆症の原因にもなります。
ざっくりとした判断基準ですが、血液検査などの生化学検査は少なからず身体を傷つけるので、大きな問題や懸念がなければ体重での判断で進めるケースが多いようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。シリーズ第三弾も終了です。来週はとりあえずの最終回、「握力」についてお話をしていきます。
体重はダイエットとしても気になりますよね。運動処方についても実習前後でまとめておきたいと思っているので、楽しみにしててください。
それでは今日はこの辺で!