[αź]【歩行分析入門】身体を診るために、履きつぶした靴を見よう。 #七人のブログ侍 #月曜日

Karada kutsu
どうも。七人のブログ侍月曜日担当のあずき (@azucky824です。

今日は八月の末日ですが、例年になく秋の気配を色濃く感じるますね。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

毎週月曜日は、理学療法士を目指す学生という目線から「身体のメンテナンス日」をテーマとして更新をしています。今日は前々からやってみたかった、「靴を見る」という事をみなさんにおすすめしたいと思います。

最近足が疲れる、膝や腰が痛い、捻挫しやすい、そんな原因がわかるかもしれませんよ?どうぞ最後までお付き合い下さい。

七人のブログ侍とは?

IMG 0060
「七人のブログ侍」とは、昨年7月から始まったブロガーユニットで、各曜日の担当を決めて日替わりで更新していく、毎日メンバーの誰かしらが記事を書いているという企画でもあります。

三カ月を一区切りの1クールとし、メンバーの交代もありつつ今期は11名のメンバーとともに活動していきます。

詳しいメンバーは発起人のノリハナさんの記事 ([n❁h]七ブ侍、第弐幕が再始動!2年目スタートの皮切りはあの有名企画への参戦から! #七ブ侍 *SP2 | NORY*NOTE)を読んでください。


靴を見ること=身体を診ること


僕は現在、理学療法士養成課程の3年生。学生です。

理学療法士というのは、スポーツ・怪我・障害といった現場で「動きを見るプロ」として機能する職業で、なかでも「歩行分析」は日常生活への影響が大きいので、命題といわんばかりに重要な課題です。

今日はその歩行分析、「靴を見るだけでわかること」という切り口でお話をしていきます。

なぜ靴を見るのか?


さて、みなさん。人間ってどうやってバランスをとっているのかご存知ですか?

筋肉的な話し、神経学的な話し、切り口が変われば出てくる答えも違ってきますが、ここでは「重心を整える」という切り方をさせてもらいます。

普段立位で安定しているとき、重心は両足で形成した四角形 (台形)のなかにあります。これを専門用語で「支持基底面」といって、身体を支える上で大事な要素です。

バランスを取るのって、大きく分けて三種類の方法があってですね。まず最初は①足首で前後左右の軽い重心移動。それじゃあ調整しきれない場合に②腰を使っての重心移動 (綱渡りしてる時なんかは足首使えないので、腰を使ってバランスとってます。)最後に③一歩踏み出して身体を支える支持基底面を再形成します (転びそうになると一歩足出しますよね。あれです。)

でも実は②とか③の時、多かれ少なかれ足首でも微調整しているので、①はほぼ全ての場面で使っていることになります。

そしてそもそも「歩行」っていうのは、わざとバランスを崩して前へ一歩踏み出して、安定させて、またバランス崩して…の繰り返しなわけですよ。

つまり、「歩いている最中ずっと足首はバランスを調整し続けている」ってことになります。

その足首の使い方を見やすいのが、靴のすり減り具合とか、変形ってわけなんです。

じゃあ実際に見てみよう。


さて、今回は僕自身が1年間履いた靴を見ながら考えてみることにしましょう。

結構わかりやすいかなーと思うのですが、ちょっと左側だけの写真を見てみましょう。


△これは真後ろの部分を上から撮ったもの。


△こちらは地面に置いて撮った写真。

どちらも、外側が削れてるのが分かりますか?ここからはもうちょっと詳しく見てみましょう。

靴底の削れ具合を見よう


△靴の白い縁に沿って線を引いてみました。こう見ると右の縁に比べ、約1cm近く削れているのがわかります。


△そしてもう1アングル。ここでも左側が削れているのがわかりますよね。そしてそれだけじゃなくて、どうやら後ろの縁もめくれ上がるように削れています。

ここから分かることは?

人間の歩き方って、基本的には以下の図のように、かかとから接地(着地)して、小指側を通り、最後は親指の付け根へと抜けていくような重心移動になっています。

NewImage (画像引用:グリーンレーベル

つまり僕の場合、踵の外側で着地しているのでは?と予想できます。

それで、ためしにやって欲しいんですけど、踵の外側が一番最初に地面に付くように歩くと、ガニ股の歩き方に近くなります。


△極端にやってみるとこんな感じ。かかとをよーくみてもらうと、ちゃんと外側から着地してますよね。


△これが逆に、踵の内側を最初に着地するようにすると、、、?当然ですが内股歩きになります。

つまり、靴の踵をみるだけで、自分の歩き方が「ガニ股」「内股」どっちかに偏っていないかどうかが分かる、というわけ。

ガニ股・内股になるとなにがいけないの?

さて、ちょっと身体の分析をかじったところで、じゃあなんでガニ股・内股がいけないの?ってお話。

身体って筋肉や人体や筋膜そして皮膚など、さまざまなもので全身くまなくつながっています。なので「運動の連動」というものがあります。

簡単にいえば、どっか一箇所動かすと他の複数ヶ所も影響を受けてしまう、というもの。以下の図を御覧ください。

NewImage (画像引用:安倍塾公式ブログ

代表的な、足と骨盤のみの連動を今日は見て行きましょう。

ガニ股(足外旋)なら骨盤が後ろに倒れやすくなって、お尻の筋肉がなくなり垂れやすくなります。骨盤が後ろに倒れると、背中が丸まりやすくなって、首が前に出ていきます。いわゆる年配の男性に特徴的な歩き方。

内股(足内旋)なら逆に、骨盤が前に倒れやすくなって、おしりが持ち上がる分お腹が前にたれていきます。いわゆる「ポッコリお腹」になりやすい態勢。


どちらも腰の向きが変わっていきますので、腰痛の原因になったり、背中や首が緊張することで肩こりの原因になったりしていきます。


後は足と腰の間の関節、「膝」にも当然負担がかかりますよね。なのでO脚やX脚の原因ともなります。足首の使い方を軽視することなかれ。見る人がみればいろんな事がわかります。

まとめ

さて、専門的な内容を話すと長くなりがちですが、いかがだったでしょうか?身体の知識を入れておくことでずいぶんと普段の生活の見方が変わってきます。

興味が出てきたら是非是非勉強してみてください。僕もまだまだ勉強中。身体は果てしなく不思議です。

次回は、今日の続きでもうちょっと歩行について考えてみたいと思います。疲れない歩き方ってなんだろう?ってそんなテーマを書く予定です。気になった方は月曜日をお楽しみに!

それでは今日はこのへんで!あずき (@azucky824でしたー。


明日のブログ侍、火曜日担当はひろむ(@mwwx)くん[むーろぐ]です!

よろしくおねがいします!!


参考図書

歩行分析は小難しいですが、色んな本が出ています。興味があればこのあたりの本は鉄板かなと思います。同じ学生さんにも激おすすめです。





Posted from SLPRO X for iPhone.

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter であずきをフォローしよう!